ホメオパシーやエッセンシャルオイルは、本当に安全?信頼できる?
ホメオパシーは、
ドイツで200年前に生まれた同種療法とよばれる治療法で、
症状を起こすものと類似したものがその症状を治すという原則のもと、
成分をかなり薄く希釈したレメディーと呼ばれる丸薬を服用します。
エッセンシャルオイルは植物からとれる精油で、
例えばラベンダーのエッセンシャルオイルは
安眠効果や感染症の予防に効果があるといわれています。
この2つ、フランスではとても人気で、
エッセンシャルオイルは刺激が強いので
3歳未満の子どもは使えませんが、
ホメオパシーは赤ちゃんの時から服用させている人が多くいます。
最近では、風邪などの感染症予防になる
エッセンシャルオイル入りアロマやスプレーも人気です。
フランスは医薬研究所大国なのですが、
西洋医学の薬は体に悪い、と思っている人が多く、
少しでも自然治癒に近いものを求める人が増えているのです。
私も勧められて使ってはいるのですが、
これって効くような、効かないような・・・?
予防のために使うと効くように感じることがあるのですが、
本格的に発症するとやはり効き目がなく、
どうしても抗生物質などの薬が必要になります。
ホメオパシーといえば、
日本でビタミンK欠乏性出血症による新生児の死亡事故がありました。
ホメオパシー信者の助産師の方が、
ビタミンKの代わりにレメディーを処方したために
新生児が亡くなったという、とても悲しい事件でした。
医学には西洋医学、東洋医学に加え、
今はいろんな治療法があります。
好みや合う、合わないもあるかと思いますが、
赤ちゃんや子どもにはやはり、
本当に必要な治療が何なのか、
見極める必要がありそうですね。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。
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