おねしょ卒業 急がば回れ!?
昼間のオムツは卒業したのに、
夜のおねしょが無くならずに
お困りのママも多いのではないでしょうか。
寝ている間に作られる尿の量が
膀胱の大きさを超えて溢れてしまうのが
おねしょです。
おねしょ卒業のポイントは、
抗利尿ホルモンの分泌と膀胱の発達にあります。
抗利尿ホルモンの分泌が増え膀胱が発達すれば
おねしょは卒業できるということです。
おねしょ卒業の近道は
「起こさない焦らない叱らないしつけ」
寝ている間に作られる尿の量を抑える働きがある抗利尿ホルモンは、
夜間の熟睡中に多く分泌されます。
ですから、夜中に起こしてトイレに連れていくことは
この抗利尿ホルモンの分泌を妨げることになるのです。
また、夜間の熟睡中には成長ホルモンも分泌されるので
膀胱の発達にも関わってきます。
夜、寝る前にはテレビやゲームなどの光刺激は避け、
眠っている子どものそばで携帯やタブレットを使用することも止めましょう。
また、夜間の膀胱は昼間の約2倍近い量の尿を溜められるそうです。
そういった膀胱の働きを調整しているのが、自律神経です。
自律神経のバランスをよくするには、
安定した生活リズムを送ることと、栄養バランスをとることです。
そして、適度な運動をして夜ぐっすりと眠れるようにしてあげてください。
でも、発育のペースやスピードは人それぞれ。
だから焦っても叱っても、しょうがないのですね。
精神的なストレスも抗利尿ホルモンの分泌を妨げるそうですよ。
トレーニングパッドやおねしょシーツなどの
おねしょ対策グッズも上手に使って、
ママのストレスも軽減してくださいね。
ただ、おねしょをした子どもは傷つきます。
繰り返すうちに自尊心が傷つき、自己肯定感が下がると
引きこもりや不登校といった
二次的な症状にもつながりかねませんので
就学後も頻繁におねしょがある場合や、
本人がとても気にしているような場合は
専門医に相談されるのが良いと思います。
いつかは無くなるのが、おねしょです。
基本的な生活習慣を整え、
起こさない焦らない叱らないしつけで
子どもの発育を応援してあげてくださいね。
Sachiko
長年、保育士として多くの子どもたちと関わってきたが、発達凸凹児な息子の通学に付き添うため、息子の就学を機に保育の現場を離れる。子ども用品の裁縫やウクレレを趣味としており、現在小学2年生の息子と凸凹な毎日を謳歌中。
息子にとって「わかりやすい生活」は、みんなにも「わかりやすい生活」。そんな生活づくりを日々目指している。
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