子どもの集中力がないと感じたら

日頃、「うちの子集中力がない!」と感じることはありませんか?
そんな時はぜひ次の3つの視点でお子さんを見てあげてください。

子どもがじっと何かをみつめて行っているとき、たくさん話しかけている

まず、本人がやりたいと思って何か行動している時、
短時間でもまさに集中が始まっています。
そんな時、すかさず話しかけていると、
その都度集中を途切れさせてしまいます。
お子さんが集中しすぎて聞こえていなくても大丈夫。
特段、話しかける必要はありません。
見守ってあげましょう。

多くの種類のおもちゃが常に出されている

多くのおもちゃが出ている場合は、
目移りしてしまい子どもは
本当に使いたいものがわからないこともあります。
「これもいいし、あれもいい」と
集中力が散漫してしまいます。
こんな状況にあるときは、
おもちゃの種類を少なくしてみてください。

何かをする時、子どもに決定権を与えていない

「これをやりたい!」とお子さんが言うことに対して
こちら側の都合で「面倒くさいから違うことをしよう」など、
子どもから決定権を奪っていることはありませんか?
その場合、お子さんは本当にやりたいことではないため、
集中することは難しいかもしれません。

お子さんが「やりたいことを却下される」と感じ、
それが続くと自己表現が少なくなってしまう可能性もあります。

お子さんの第一希望を叶えることが難しい時は、
他に実行可能な案を2~3つほど提案し、
一つ選んでもらうという方法もあります。

どんな時に、どんな風に集中しているんだろう?

そんな目線でお子さんを観察してみると新たな気づきがあるかもしれませんね。


差し替え希望写真(水上)アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)

某大手コンサル企業にて5年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。 現在、2016年5月に生まれた息子(第一子)と2019年7月に生まれた息子(第二子)の子育て真っ只中。
アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。アドラー流コーチングとモンテッソーリ教育の考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。