補助輪なし自転車デビュー

新型コロナウイルスの影響で、休校や休園に伴い、
長いお休みを過ごされている方も
多いのではないでしょうか。

「どうやって過ごそう?」
なんて迷われている方、
もしお子さんの自転車のデビューが
まだでしたらこの機会に挑戦してみるのは
いかがでしょうか。
今回は我が家の5歳9か月になる娘が
自転車デビューするまでの経緯を、
失敗談も含めお話しします。

はじめはストライダーから

2歳からストライダーに乗り始めましたが、
使用頻度はそんなに多くはなかったです。
周りにもっとスムーズに速く乗れる
お友達はいっぱいいたので、
ストライダーも「乗りこなしている」とは
到底言えないレベルでした。
4歳になった時に16インチの自転車を
祖父母からもらったのを機に
補助輪付きで乗り始めましたが
補助輪がついていても
「ペダルを漕ぐ」ことが難しかったようで、
逆回りに漕いでみたり(もちろん、自転車は後ろに進みません…)、
うまく前に進むこともできませんでした。
補助輪を外したところで、
4歳の娘には自転車自体の重さを支えるのがやっとで、
バランスを取るのが難しいようでした。

「これはしばらく乗れそうにないな…」と感じ、
しばらく練習自体をやめていました。

それからは公園でストライダーに乗って遊んでいました。

 

ママ友からのアドバイス

ある時、娘と同じ月齢の子を持つママ友から
「公園で遊ぼう」と誘われました。
その子は幼い頃からストライダーがとても得意で、
もう自転車に移行しているとのこと。
公園で会って私はその自転車の小ささに驚きました。
娘の持っている16インチよりひと回り小さい14インチでした。
「これならすぐに乗れると思うよ!」と
ちょっと貸してもらったのですが、
確かに練習したらすぐ乗れそうだったので、
14インチの自転車を即購入し、
たった1回の練習で乗れるようになりました。

どうしてすぐに自転車に乗れるようになったのか?~母の視点~

① 14インチの大きさと重さがちょうどよかった
子ども用自転車のサイトなどを見ると、
大体14インチは3~5歳、16インチは4~6歳と記載があります。
4歳の誕生日に「長く乗れるように」と
16インチの自転車をもらったのですが、
その自転車が他の自転車と比べても重めだったので
乗るのが難しかったのかなと感じました。

また、調べてみたところ、
ストライダーは12インチだそうです。
ストライダーから移行する場合は、
16インチよりも14インチの方が乗りやすいのは当然ですよね。
※自転車を並べてみました。手前からストライダー(12インチ)、
14インチの自転車、16インチの自転車です。

 

 









② 自転車練習をしない期間、ストライダーが上達した

親が自転車練習をあきらめていた期間も、
娘は慣れ親しんでいるストライダーを
楽しそうに乗っていました。
先述したお友達と遊ぶ時も、
自転車を乗りこなすお友達に
ストライダーで追いついていたので、
知らぬ間に上達していたのだと思います。

③ 周りに乗れる友達がいた
娘にとって、自転車に乗れる友達は
かっこよく見えたのでしょう。
自転車を手に入れてから毎日のように
「自転車の練習をしたい」と言っていました。
乗れるようになってからは
「早く〇〇君に見せたいな」と言っていたので、
娘にとって自転車に乗れる友だちの存在は
大きかったように思います。

最後に…

自転車の習得はストライダー等の
足漕ぎ遊具の登場で平均年齢が下がってきているようです。
周りに自転車に乗れる子がいると
親がつい焦ってしまいそうですが、
個人差はありますので、
お子さんの性格や運動能力を見極めることが必要だと思いました。

また、自転車練習に関してアドバイスをする際にも
言葉選びが重要だなと感じました。
「どうしてできないの?」などマイナスな声掛けは
プレッシャーに感じたり、
場合によっては練習を諦めてしまうかもしれません。
「今のここがよかったよ」とか
「こうしたらもっと上手に乗れそうだよ」など
プラスの声掛けの方がお子さんの自信につながると思います。
もちろん、乗れるようになったらいっぱい誉めてあげることも大切です。
自信を持つことで、練習に対して前向きな姿勢を見せてくれます。

また、子供乗せ自転車の同乗が6歳未満と決まっていることから、
「6歳になったら自転車に一人で乗れるように」と
考えている親御さんも多いようです。
しかし、自転車に乗れるようになったからといって
すぐに公道デビューというのは難しいかなと思います。
道路の整備状況や交通量の多さなど、
リスクを考慮しなくてはならない点がたくさんあります。
我が家でもしばらくは近所で練習して様子を見てみるつもりです。

以上、娘の自転車デビュー談でしたが、少しでもお役に
立てれば幸いです。
「自転車に乗れるようになる」ということは
きっとどの子にとっても大きな達成感を得られる
貴重な体験だと思いますので、素敵な思い出になることを願っています。

09news編集部
服部可奈子(はっとり かなこ)

神奈川県横浜市在住。5歳・4歳・1歳の3児の子育てに奮闘中。
出産を機に裁縫をはじめ、今では作った服を子どもに着てもらうのが
生きがいです。
皆さまの育児にお役に立てる情報を提供してまいります!