体力を持て余してしまう子どもに心得ておきたいこと
世の中が激変している今、
小学校や幼稚園・保育園がお休みで
お子さんが家にいる方は
「正直子どもの体力についていけない…」
「もうネタ切れ…」
などお疲れの方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方にアドバイスできたらと思います。
子どもが適度に疲れることは睡眠にも影響します。
それは「睡眠➡よく遊ぶ➡よく食べる➡よく出す(排泄)」
といった4つの生活サイクルの質にも影響を及ぼすということです。
どこか一つが滞ると少しずつバランスが崩れていきます。
「適度に疲れさせる」というと、
つい体を動かさせなければ…と
お思いの方もいらっしゃると思いますが、
今回は以下のポイントをお伝えできればと思います。
①赤ちゃんの時期はは手先(指)を動かせるおもちゃや遊びを意識する
②3歳頃からは手先(指)はもちろん、
頭で考え、頭を使うおもちゃや遊びを意識する
手は飛び出た大脳とよくいいます。
年齢が低いうちは手先を使い脳に刺激を送り、
年齢が上がりルールに沿って行動できるようになってくると頭(脳)で考えて
手先を動かすという組み合わせになります。
つまり脳に適度な刺激を送るため、脳が疲れるということです。
やみくもに体を動かすよりもとっても効果があります。
それでも段々落ち着きがなくなってきたら
外で思いっきりダッシュ!ということも必要ですが、
例えば、チョークで線をひいて「この線の上を走ってみようね」
とルールを作ってみたりすることもおすすめです。
我が家にはもうすぐ4歳になるパワフルな長男がいます。
外遊びも大好きな息子ですが、毛糸で画用紙に縫いさしをしたり、
パンケーキを作ったり、お米を研ぐなどの料理のお手伝いをしたり…
粘土遊びなど、手先を動かすことで集中し
やり終えた時にはとてもすっきりとした表情になり
落ち着きを取り戻しています。
年齢が低い例えば赤ちゃんの時には
「つまむ」というのがまだ難しいですよね。
はじめは「握る」からのスタートです。
そして練習を重ね、親指と人差し指の2本で
「つまむ」ということができるようになります。
年齢が上がってくると指の力が強くなり、
細かいものでも難なくつまみ、
自分の意思通りに動かせるようになります。
太めの棒状のものしか握れなかった赤ちゃんが
成長すると靴ひもをかた結びできるようになるのと同じです。
つまり、お子さんにあった大きさのおもちゃ、
道具を用意することもポイントです。
扱う物の大きさを考慮しつつ手先を動かす、
頭で考えさせるという点を意識してそこに集中させること、
ぜひ試してみてくださいね。
最後に…もし親御さんが疲れた時には無理しないこと。
お母さん、お父さんの体がまず健康であることは1番大切なことです。
「今日はごめんね、お母さんの休養の日!」という日を作りつつ、
無理のないよう、乗り越えていきましょう!
アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)
某大手コンサル企業にて5年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。 現在、2016年5月に生まれた息子(第一子)と2019年7月に生まれた息子(第二子)の子育て真っ只中。
アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。アドラー流コーチングとモンテッソーリ教育の考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。
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