忙しいパパほど、子どもと二人の時間を!

忙しいパパほど、子どもと二人の時間を!

あなたの家庭にとって、
パパはどういう存在ですか?

「イクメンで、なんでもやってくれます」というパパから
「仕事で帰りも遅いし、何もやってくれません」というご家庭もあるでしょう。
それぞれの家庭によって、子育てにおける父親の役割も違います。

子どもにもいろんな子がいて、
パパが大好きで、いつもパパにべったり、という子から、

パパと触れ合う時間が短くて、
いつもママでないとダメという子もいるでしょう。

パパにもいろんなタイプの人がいます。
小さい子が好き、という人、
父親になったから何かしないと、と思っている人、
特に新米パパさんの場合、どうしていいか分からずにいる人、
などさまざまですね。

子どもとの関わりの時間を積極的に持とうとするパパは、
それほど心配ないと思います。

そうしたくても、仕事が忙しすぎて時間が取れない、
どうかかわっていいか分からない、
そんなパパさんには、ちょっと工夫が必要です。

まだ0~2歳くらいまでの赤ちゃんには、
触れ合う時間が少ないと、なかなか懐かなかったりします。

「今のうちはしっかり触れ合っておいたほうがいいよ」と、
ママの方から教えてあげて、
そういう意識をもって赤ちゃんに接してもらいましょう。

平日、子どもと接する時間が少ないパパは、
お休みの日はなるべく子どもと一緒にいてもらいましょう。
抱っこしたり、遊び相手になってもらったり、
オムツやミルクをあげる役目でもいいですね。

赤ちゃんの時代を過ぎて、もう少し大きくなってきたら、
「この役目はパパの仕事」というものをつくっておきましょう。

パパが好きなこと、得意なことはなんでしょう?

そういうことを活かして、
子どもと接する時間をつくるのもいいし、
この曜日はお休みだから、
塾の送り迎えはパパがするね、という役目も良いでしょう。

子どもが成長した時、
「○○のときは、いつもパパがやってくれた」という思い出が残るように

パパの役割を意図的につくることで、
一緒にいる時間が短くても、
子どもとの一体感をつくることができます。

年に1度は家族旅行でもいいし、
「毎年夏休みには、おうちのお庭でバーベキューした」など、
手軽にできるレジャーでも良いですね。
その時は、パパに張り切って仕切ってもらいましょう。

中学生くらいになると、
親と出かけることが減ってきます。
触れ合う時間をつくるには、小学生くらいまでが大切です。

でもその期間は忙しすぎて、
なかなか時間が作れなかった、というパパや、
実は、小さい子どもをどう扱っていいかわからなくて、
困っていた、というパパには、
少し成長した子どもと二人きりでお出かけ、
という機会をつくってみるのはいかがでしょう。

パパと子ども「二人旅」で、
ロングドライブとか、キャンプ、電車の旅など。
できれば、毎年この時期に二人でお出かけ、
と決めておくのも良いですね。
ちょっと遠くのアウトレットへお買い物でも良いのでは?

「今日は特別」感を演出するのが大切です。
そうすることで、
普段話してくれないようなことを話せたり、
「男同士の話」や、ママには話せない話をする機会をつくることができれば、
時間の長短ではなく、
ちゃんと父親としての子育ての役割を果たすことができます。


プロフィール写真

綾音

高校生と小学生の兄弟を持つ母親。長男出産後、育児に翻弄されながらも「今まで誰かに、こんなに必要とされたことがあっただろうか」と泣き求めるながら自分を求める息子に、育児の喜びや尊さを実感する。長男の育児体験をもとに、2児の育児にも奮闘。次男を授かるまで少し空いたので、今度赤ちゃんが来てくれたらこうしよう、こうすればうまくいくかも、と考えていたことを実践しながらの育児奮闘期間を過ごす。現在は仕事、主婦業、妻業、娘業と複数の役割を掛け持ち、仕事と育児を両立させ、息子たちが成長した現在も忙しい日々に追われながら、“ワタシ”らしさも探求中。