育児してこそ父親になる
最近は「イクメン」といわれるように、
育児に参加する父親が増えていています。
父親というとこれまで子どもにとって
遠い存在だったのがぐっと近くなりますし、
普段育児に疲れている母親も助かります。
父親が育児に参加すると
子どもの自尊心が高まったり
社会性が向上したりする、
といったメリットが報告されています。
でも、本能から母親になれる女性と違い、
男性は思うままに育児をする、
とはいかないようで、理論に走りがちです。
もちろん、育児本や教育書を読み漁って
知識をもつのはいいことですが、
普段お仕事もあって育児に参加しようというのですから、
そこに費やす時間や
エネルギーがもったいないとは思いませんか?
何も難しいことをしようとしなくても、
遊んだり、話したり、抱っこしたりするだけで、
立派な育児なのです。
一緒に時を過ごすことによって、
子どものこともよく見えてきますし、
そうなれば自然と「子どもとこんなことをしてみたい」
と思うようになるものです。
その中で疑問に思ったことを、
母親と相談してみたり、
調べてみたりしてみてください。
育児の中で試行錯誤していくうちに、
みな父親、母親になっていくのです。
ただ意外に、
おむつを替えるのは苦手という父親が多いようです。
下手でもいいですから、スキンシップの一環と思って
一度チャレンジしてみてくださいね。
参考文献
http://hot-topic-news.com/father-effect
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。
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