赤ちゃんから使える子供へ注意する時の声かけ

赤ちゃんから使える子供へ注意する時の声かけ

早い子では生後6ヶ月前後から動き始め、
それと同時に家の中や外でも危険がいっぱいあります。

また、大きくなっていくにつれて、会話ができるとはいえ、
「●●しないで」と否定語ばかり使い、
自分の気が滅入ったり、
注意することで
子供が不機嫌になったりすることがありませんか?

そんな時には、
しないで欲しいことを伝えるのではなく、
しないでどうして欲しいのかを伝えます。

テレビを近くで見過ぎている時には
「近くで見ないで」ではなく、
「ここで見てね」と場所を指定してあげる。

何か触られたくないものを触っている時には
「触らないで」ではなく、
「それはそっと置いておいてね」「ママに頂戴」
などといって受け取ってしまう。

もちろん素直に渡してくれたら
過剰に褒める必要はないですが
しっかり「ありがとう、渡してくれて嬉しい」
とこちらも素直にお礼と気持ちを伝えます。

離乳食は食事中、食器やスプーン・フォークなどを
落としたり食事中立ってしまうこともあるかと思います。

そんな時は、「お皿を落とさないで」や「立たないで」ではなく
「お皿はここに置いておいてね」
「いらない時はママに頂戴ね」
「ご飯は座って食べようね」など、声をかけます。

これは、人間は否定語で言われたことを
その反対に変換してイメージしにくいからです。

例えば、「こぼさないように運んでね」と言われると
こぼすシーンが思い浮かびませんか?

そう頭にイメージをしながら行動すると、
どうしてもこぼすイメージのためこぼしやすくなります。

「気を付けて運んでね」「そっと運んでね」「ゆっくり運んでね」
などこぼすことから離れたイメージをつけられるとこぼさず運べたり。

子供に注意をする時は
こちらもとっさに伝えることも多いです。

できない時もあって当たり前ですが、
ふと思い出したときにぜひ使ってみてもらえたら嬉しいです。

 


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アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)
某大手コンサル企業にて6年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。
現在、今年5月に生まれた息子(第一子)の子育て真っ只中。アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。コーチングの考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。