「背守り刺繍」でオリジナルTシャツ
皆さんは「背守り」をご存知ですか?
背中に縫い目のない子どもの着物は
背中から魔が入り込むという伝えがあり、
古くから子どもを守る魔除として
「背守り」を母が子の着物に縫い付けるという
習わしがあったそうです。
子どもの安全を願う気持ちは現代も同じ。
着物を着なくなった現代でも、
既製品のTシャツに「背守り刺繍」を縫い付ければ
オリジナルTシャツの完成です。
手芸初心者の方でも簡単に始めることができます。
用意するものは刺繍糸やこぎん刺し用の糸と針、
刺繍枠、チャコペーパー、接着芯などです。
図案は色々な本が出版されていますので、
お子さんと一緒に選んでみたり、
オリジナルの図案を描いてみるのも楽しそうですね。
伝統的な図案には意味があり、
より本格的に背守りを取り入れたい方は必読です。
ご紹介する堀川波さんの
「 かわいい背守り刺繍: 子どもを守るおまじない」には
伝統的なものから、
女の子が好きそうなちょうちょやお花、
男の子向けに恐竜やぞうなど、
かわいい図案がたくさん載っていますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
「かわいい背守り刺繍: 子どもを守るおまじない」
堀川波著/誠文堂新光社
あとは縫いたいところに、
チャコペーパーなどで図案を写して
縫うだけ。
一般的な刺繍の方法と変わりません。
Tシャツの生地は伸びるため、
接着芯を図案の大きさよりひとまわり大きく切って、
アイロンで裏側に接着すると縫いやすくなります。
子どもの写真って
後ろ姿が多かったり…
そんな後ろ姿の写真も刺繍があることで、
写真映えします。
私は保育園用に無地のTシャツに
縫いました。
これで後ろ姿でも保育士さんに
「これは〇〇くんだ!」とわかってもらえます。
子どももお気に入りの刺繍で、
「これは僕の物!」と認識してくれるのでおすすめです!
09news編集部
服部可奈子(はっとり かなこ)
神奈川県横浜市在住。5歳・4歳・1歳の3児の子育てに奮闘中。
出産を機に裁縫をはじめ、今では作った服を子どもに着てもらうのが
生きがいです。
皆さまの育児にお役に立てる情報を提供してまいります!
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