赤ちゃんの金切り声、どう対処する?
最近買い物をしていると、
突然金切り声を上げる赤ちゃんに何度か遭遇しました。
自分の子どもにはなかったことなので、
ちょっとビックリして思わず
赤ちゃんを観察してみましたが、
特に何か不快感がありそうでも、
具合が悪そうでもありません。
ただ、ベビーカーに乗っていたので、
ママが見えなくて不安だったのか、
声を楽しんでいるのか、どちらかでしょう。
でも、もし自分の子どもだったら、
周りの人に迷惑ではと思ってアタフタしそうですが、
こちらのママ達は一向にお構いなしでした。
家でも大変なのに、外出先で金切り声を
上げられると、どうしていいか困りますよね。
口をふさぐわけにもいきませんし、
「しずかにしようね」といい聞かせて、
すぐに聞いてくれるような
優等生の赤ちゃんばかりではないと思います。
周りの大人は、経験のある人なら
「子どもの成長段階のひとつ」と思い過ごせますが、
中には残念ながら冷たい目で見る人もいます。
でも、ママが赤ちゃんを
放ったらかしにしているわけでも、
しつけが悪いわけでもありません。
赤ちゃんには意思を伝える手段がほとんどないため、
それがどうしても泣いたり叫んだり、
ということになってしまうのです。
ただ、こちらのママ達のように放置するのではなく、
周りを配慮した対応はしたいものですね。
特効薬はありませんが、せっかく外にいるので、
何か赤ちゃんの気を引きそうなものを
見つけてあげるといいでしょう。
後は泣いている場合と同様、眠いのではないか、
お腹が空いているのではないか、
オムツが濡れているのではないか、
そういう赤ちゃんの要望や不快感をチェックしてみましょう。
もしそうではないのなら、
やさしく声がけをしてあげてください。
赤ちゃんにとってママがすべてなので、
そのママが答えてくれるだけでも
赤ちゃんは安心を得られます。
スキンシップをとったり、
話しかけたりすることが、
ただの育児だけではなく、
赤ちゃんのしつけにもなるのです。
もしイライラしても、
ママが大きな声を出すと逆効果になるので、
気をつけてくださいね。
赤ちゃんの育児は大変なことが多いのですが、
赤ちゃんが成長すればいつかは終わります。
もう無理!と思った時は無理せず、
一旦別室へ行くなどして気持ちを落ち着けましょう。
そうして心の余裕ができたら、
また赤ちゃんの傍に戻ってあげてくださいね。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。
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