親を叩くようになった赤ちゃんのしつけ
赤ちゃん、といっても2歳前の息子ですが、
最近嫌なことがあると「ノー!」と言って
時々親を叩くようになりました。
親を叩くのはそれだけ信頼しているからだ、
という風に言う方もいますが、
「ノー」は言えてもどうして嫌なのかを
まだ説明できない年齢ですから、
どれくらい嫌なのかを
行動で表現しているのだと思っています。
まだ上手く言えなくても、
嫌というからには何か理由があるからで、
そこを探ってあげるのはまだまだ親の仕事なのです。
ただ、叩かれるのは
いくら親でも気分がよくないですし、
他の赤ちゃんに同じことをされても困るので、
叩くことは良くないことを教える必要がありました。
そこで一度、痛みを分かってもらうために
息子の手を叩き返し、
叩くと相手は痛いのだと説明しました。
この方法には賛否両論ありますが、
我が家の場合はうまくいったようで、
その後は叩いてくるのはよほど嫌な時だけになり、
最近は叩いてくることがすっかりなくなりました。
行き過ぎたり繰り返したりする暴力はいけませんが、
赤ちゃんの性格によって、
しつけの仕方もいろいろあっていいと思います。
ちなみにフランスでは、
子どもが悪さをした時に「お尻ペンペン」を
実行している親が非常に多いのですが、
とうとうそういった暴力を公共の場でするのを
禁止する法律ができてしまいました。
学校でひどい問題を起こして
呼び出しを受けた親が、
興奮して子どもの頬に平手打ちをしたら、
警察に保護されたそうです。
とんでもない世の中になりそうです。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。
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