イヤイヤ期に伸ばしてあげたい大切な力

イヤイヤ期に伸ばしてあげたい 大切な力

 

イヤイヤ期といえば、ややこしくて大変な時期を
どうやり過ごすかということに注目されがちですが、
自我の芽生えという大きな成長の一段階なのです。

自分で自分の心を意識して、
自己主張ができるようになってきたのです。
自分はこうしたい、自分はこれが好きと
はっきり意識して主張します。

自分で決めて自分で行動すれば、
しれに伴って生じるのは『責任』です。
自我の芽生えは責任の芽生えといえるのです。


2歳ころにしつけてあげたい大切なことは、
『責任』を感覚的に経験させてあげることです。

『責任』というと重く難しく感じますが、
自分で決めたことや、したことの結果を感じさせてあげたり
言葉にして伝えてあげたりしてほしいのです。

記事7-1

 

 

 

 

 

 

 

 




例えば、お母さんが「外は寒いから、上着を着よう。」
と言っても「いや、着ないの。」と子どもが決めたなら、
無理に着せたり、ごまかして着せたりするよりも、
着せずに外に出て寒さを感じさせてあげてほしいのです。

風邪をひくまで放っておく必要はありません。
「上着を着ないと、寒いね。」と言って
上着を着せてあげればいいのです。


子どもが転んだ時、転んだ姿勢のまま
じっと動かないことがありますよね。
そんな時、何を考えどんなことを感じているのでしょう。

 ≪ころんだ、自分で走って自分でころんだ。
  痛いかな?ちょっと痛い。自分がころんだから自分が痛い。
  自分でころんだから、自分で起きるしかないな。≫

こんな風に、子どもなりに責任をちゃんと感じているのです。
そして、起き上がってこう言います。

「ころんじゃった。」

歩き始めの頃は、自分で転んでも誰かに押されて転んでも
痛ければ泣き、平気なら起き上がっていました。

しかし2歳ころになると、自分で転んだときは
少々痛くても我慢して立ち上がることができます。

自分の行動の結果を受けとめる力が育ってきているのですね。

転ぶたび、すぐに抱き起こしてしまうと
この『責任』を感じる暇もありません。

記事7-2

 

 

 

 

 

何でも自分でやりたがる時期ですが
まだまだ幼く、できないことも失敗することもたくさんあります。

そんな時こそチャンスと捉え、
「難しかったね。」と行動の結果を
受けとめている子どもの心に寄り添い
『責任』の芽を伸ばしていってあげてください。

魔の2歳児とも言われ、大変さばかりが強調されますが、
自我とそれに伴う責任の芽生えという大切な時期です。
どうぞ2歳児期のしつけを丁寧にしていってくださいね。

 


プロフィール写真

Sachiko
長年、保育士として多くの子どもたちと関わってきたが、発達凸凹児な息子の通学に付き添うため、息子の就学を機に保育の現場を離れる。子ども用品の裁縫やウクレレを趣味としており、現在小学2年生の息子と凸凹な毎日を謳歌中。
息子にとって「わかりやすい生活」は、みんなにも「わかりやすい生活」。そんな生活づくりを日々目指している。