言葉遣いのしつけの大切さ
とある公園を訪れた時のことです。
あるお母さんが子どもを叱っている声が聞こえてきました。
「今汚い言葉を使ったから、1週間DSしたらダメよ!
汚い言葉ひとつで1週間、ふたつなら2週間、みっつなら3週間!」
フランス語では
この「汚い言葉」に分類される言葉がいくつかあり、
日本語に訳すと「ちえっ!」とか「くそっ!」とか
大した意味ではないのですが、品のない言葉とされています。
長男も幼稚園で、
どれが汚い言葉で使ってはいけないか、
という話をお友達としているようです。
今は英語が公用語のように使われていますが、
その昔公用語はフランス語でした。
オリンピックで必ず
フランス語のアナウンスがあるのも、その名残です。
言葉の品格を大切にしているので、
子どもの汚い言葉への教育を徹底しているという訳です。
これが日本語ならどうでしょうか?
「くそババア!」とか「死ね!」とか、
相手の傷つく言葉が汚い言葉だと思います。
自分がされてイヤなことはお友達にしてはだめよ、
と、どのお母さんもそうしつけをされていると思います。
言葉についても、同じことが言えるのではないでしょうか。
相手が傷つくような言葉は使ってはいけないと、
普段から子どもに教えてあげましょう。
日本語はフランス語に負けず、美しい言語です。
子どもが小さいうちから
言葉遣いに気をつけるようにしつけておくことは、
言葉への関心を高め、もしかすると低下しつつある
国語力にもいい影響を与えるかもしれませんね。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。
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