出産後は、赤ちゃん中心の生活に

出産後は、赤ちゃん中心の生活に

産院から退院すると、
赤ちゃん中心の生活が始まります。

そうは言ってもママは、食事作りや
掃除などの家事を全部放っておくことはできませんね。

赤ちゃんの要求は、時を選びません。

お腹が空けば泣き、
オムツが濡れれば泣き、
暑い・寒いと思えば泣き、
甘えたい、抱っこしてほしいと思えば泣く。

そんな新生児の育児は、ママの思うようにはなりません。

あれもしないといけない、これも片づけないと、
と思うと、ささいなことでイライラしがち。
ストレスも溜まってしまいます。

最初は四六時中泣いているように思えても、
赤ちゃんの一日の生活リズムが整ってくれば、
ママも合わせやすくなります。
最初の4か月くらいはどうしても、赤ちゃんに合わせるしかないですね。

そんな新生児の育児期間は、
とにかく赤ちゃん中心にする、と割り切りましょう。

夜泣きのひどい赤ちゃんは、ママも寝不足になりがち。
昼間、赤ちゃんが眠ったら、隣で自分も昼寝する。

食事の支度は、
夕食は夕食前にするのが当然と思いがちですが、
昼間の赤ちゃんの機嫌の良いときに、ある程度下ごしらえしておく。
掃除はパパがいる土日にまとめてする…など。

はだかんぼう

自分の中でいつの間にか、
「こうしなければいけない」と思っていることを、
赤ちゃん中心の生活では思うようにできないから、
ストレスになってしまうのですね。

赤ちゃんが少し落ち着くまでは、
そんな自分の中での決め事を、お休みにしましょう。

パパや義父母との同居で、なかなか難しいと思ったら、
「首が据わるまでは、赤ちゃん中心の生活にします!」
と宣言してしまうのも一つの方法。

ママが毎日、健康で笑顔で過ごせることが、
赤ちゃんにとってはとても大切なことです。

「新生児」と言われる育児期間は、
ママにとっても赤ちゃんのいる暮らしの「慣らし期間」でもあるのです。


プロフィール写真

綾音

高校生と小学生の兄弟を持つ母親。長男出産後、育児に翻弄されながらも「今まで誰かに、こんなに必要とされたことがあっただろうか」と泣き求めるながら自分を求める息子に、育児の喜びや尊さを実感する。長男の育児体験をもとに、2児の育児にも奮闘。次男を授かるまで少し空いたので、今度赤ちゃんが来てくれたらこうしよう、こうすればうまくいくかも、と考えていたことを実践しながらの育児奮闘期間を過ごす。現在は仕事、主婦業、妻業、娘業と複数の役割を掛け持ち、仕事と育児を両立させ、息子たちが成長した現在も忙しい日々に追われながら、“ワタシ”らしさも探求中。