叱る時にも、ユーモアを忘れずに

叱る時にも、ユーモアを忘れずに

叱った時の子どもの反応は、さまざまです。

泣き出す子、
逆に怒ってしまう子、
聞いていないフリをする子、へ
らへら笑う子、
拗ねてしまう子…。

子どもの反応があまりに過剰だと、
せっかく叱っていても聞いているようにも、
分かってもらえているようにも見えませんし、
そんな反応を見て怒ってしまう親もいると思います。

私の長男は拗ねてしまうタイプで、
おまけに頑固ですから、
叱り続ても聞いてくれません。

ある日叱っていると、
やはりむっとして殻に閉じこもろうとしました。
その時、タイミングよく
次男のおもちゃが
「ガーン」と音をたてたのです。

「ほら、おもちゃまで
『アカーン』って言ってるやん」

つられてふっと笑った長男。
緊張も途切れて心が緩んだので、
そこでこちらも落ち着いて、
どうしてダメだったのかを説明することができました。

叱る時にも、ユーモアを忘れずに

ふざけている訳ではないのです。

ただ、硬い石に水をかけても
なかなか染み込みませんが、
スポンジならいくらでも吸収してくれます。

心も、同じことだと思うのです。

硬くなっているうちは、
どんな言葉も跳ね返してしまう。

それなら、少し柔らかくしてあげた方が、
いろんなことを吸収してくれるのではないでしょうか。

子どもを叱る時にも、
ユーモアを忘れない
心の余裕があるといいですね。

 


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ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。