兄弟ゲンカをどう裁く?

兄弟ゲンカをどう裁く?

兄弟が多いと、賑やかです。

一緒に楽しく遊んでいるうちはいいのですが、
必ず兄弟ゲンカをします。

子どもはそうしていろんなことを
学んでいくので悪いことではないのですが、
親が仲裁に入って叱ることもあります。

兄弟ゲンカをどう裁く?1

私の兄弟ゲンカを裁く基本は、
「喧嘩両成敗」です。

悪いことをした方が、悪い。

でも小さい子が、例えば
相手を叩いたり傷つけたりするには、
何か理由があります。

そうさせる原因を作る方も、
実は悪いことをしている場合が多いのです。

その場に居合わせた場合は
それを見極めるのは簡単ですが、
見ていないところでのケンカが意外に多いですよね。

そういう時はまず、子どもの説明を聞きます。

うまく説明できなくても、言葉の端々から、
「ははん、こうこう、こういうことだな」
と、推測がつきます。

こうじゃないの?
そうしたのは誰?

推測から質問していくと、
全容が大体見えてくるので、
そこで子どもを叱ります。

その場合も、二人に注意することを
探っておいて、二人とも叱ります。

たまに、私の勘違い、ということもあります。

子ども同士があまりにヒートアップしていて、
慌てて仲裁に入ると、やってしまうことがあります。

そんな時は、「お母さん、間違えた!ごめん!」と、
素直に謝るようにしています。

兄弟ゲンカをどう裁く?2

どうして「喧嘩両成敗」なのかというと、
気づかないうちに一人を
集中的に叱るのではないか心配だからです。

お兄ちゃんだから、とか、
お姉ちゃんだから、といって叱られるのが、世の常です。

でも、それは思いのほか
子どもの心に残るものなのです。

明らかに一方が悪い場合は
その子が叱られても仕方がありませんが、
どちらか迷った時はちょっと
この「喧嘩両成敗」を参考にしてみてくださいね。

 


%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e5%86%99%e7%9c%9f

ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。