うつぶせ寝は、本当に危険?
育児をしていて、
赤ちゃんに関する情報が多すぎて
悩むことはありませんか?
ダメといわれていたことが2~3年もすれば
良いことになっていて、
何が正しいのか分からなくなることがあります。
例えば「うつぶせ寝」ですが、
乳幼児突然死症候群(SDIS)のリスクを高めると
一時期禁止されていましたし、
今でも厚生労働省が避けるようにと指導しています。
ところが、私の周りには
「うちの子はこの方が好きみたい」と、
うつぶせ寝をさせている親が多くて驚きます。
我が家では、パパが寝かしつけをする時に
よくお腹の上でうつぶせ寝をさせていますが、
ベッドに寝かす時は仰向けです。
一番下の子は横向きが好きなようで、
生後間もない頃からよく横を向いて寝ていました。
ところが、1歳を過ぎた頃からよく、
うつぶせでお尻を突き出して寝ています。
もう自分で動き回れるのだから
大丈夫だろうとそのままにしていますが、
果たして本当に危険なのか、
少し調べてみました。
乳幼児突然死症候群は、
解剖をしても原因不明で、
現在も明らかになっていないようです。
そのリスクを高める要因としては、
うつぶせ寝だけでなく両親の禁煙、
低体重児、先天性の呼吸の異常、
ミルク育児、冬季、などがあるようです。
でも、ミルクですくすく育っている
赤ちゃんがたくさんいるのに、
うつぶせ寝だけがかなり危険視されるというのは、
なんとなくおかしな感じがしますが、
確率の問題なので仕方がありません。
ただ、一番納得のいくのが、
うつぶせ寝による「窒息のリスク」です。
どうしてもうつぶせ寝をさせたい場合や、
うつぶせ寝が好きな赤ちゃんには、
寝具に柔らかいものを避け、
赤ちゃんの衣類や室温にも注意し、
最終的に親が見守ることが大切です。
どうしてもその場を長く離れる場合は、
月齢の小さいうちはやはり
仰向けにしてあげるのが無難かもしれません。
確率の問題とはいえ、
あの時にこうしていれば、
と後悔するよりは、
面倒でもリスクを避ける方がいいでしょう。
情報が多すぎて育児も悩む時代になりましたが、
最後に何が赤ちゃんのためによいか
判断するのは親の仕事です。
判断に困った時はひとりで悩まず、
医師や専門家の意見を直接聞くのが一番。
普段から相談しやすいように、
かかりつけの医師や育児サークルなどがあると、
安心ですね。
参考文献
https://akachanikuji.com/utubuse
https://192abc.com/35946
https://cuta.jp/13258
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。
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