赤ちゃんにも寝る訓練が必要!?

赤ちゃんにも寝る訓練が必要!?

赤ちゃん時期の育児における第一関門は母乳。
第二関門は離乳食や睡眠についてではないでしょうか?
もっと寝ていてもいいのに、
眠っている赤ちゃんが起きてしまうには様々な原因があります。

お腹がすいた。寒い・暑い。体力が有り余っている。逆に疲れすぎている。
もともとよく寝る子、眠りの浅い子、あまり寝なくも良い子など、
持って産まれた気質はもちろんありますが、
「成長と共に寝なくなってきた。」「すぐ起きるようになってきた。」
「抱っこじゃないと寝ない。」という悩みをよく耳にします。

寝るか飲むかだった赤ちゃんが、だんだんと体力も知恵もついてきて、
寝る時間自体が短くなってくることは当たり前の成長です。
が、「抱っこでないと寝てくれない。」「おっぱいじゃないと寝てくれない。」
となると、ママは赤ちゃんに付きっきりで、
育児の中でママ自身の時間を確保することが難しくなってしまいます。

どうして目覚めてしまうのかというと、赤ちゃんとしてはこうです。
抱っこで気持ちよく眠りについたはずなのに、眠りが浅くなったときに
「おや、抱っこされていないぞ。」と気づいて起きてしまうのです。

これは、大人が心地よいお布団で寝ていたはずなのに、
気づいたら冷たい床の上で寝ていた!という程の衝撃かもしれません。
大人なら、また布団に戻ることができますが、
赤ちゃんなら、また抱っこの状態に自力で戻れるわけもなく、
起きて泣いてしまうのです。

でも、突然赤ちゃんが自分で眠れるようにはなりません。
赤ちゃんにも、眠ることができる訓練が必要なのです。

ママもほっと一息つく時間が欲しいな、夜はゆっくり体を休めたいと願うなら、
ネントレ(ねんねトレーニング)をおすすめします。

「抱っこで寝ていたはずなのに!?」という変化が
起きなくて済むように布団で眠りにつき、
眠りが浅くなっても眠りについた状況と同じ状態に安心し、
また自分自身で眠りにつくことができる力が身につくと、
赤ちゃんも眠りを妨げられることがなくなり、
ママもちょっとだけ自分の時間ができ、育児に余裕が生まれるかもしれませんよ。


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保育係の短期大学を卒業と同時に保育士資格、幼稚園教諭2免許取得。卒業後、結婚前までの4年間幼稚園に勤め、結婚後は子育てに専念する。現在6歳の長女と3歳の長男の育児に奔走中。 地域の育児サークルに入会し、市民センター子育て支援講座の市民サポーターとして企画・運営に携わるなかで現代子育ての課題に遭遇し、自分にできることを模索。長女の幼稚園ではPTA会長を務め、保育所子育て支援室や児童館等に積極的に足を運びながら“2歳児の子育てを楽しむ講座”等多数の育児講座に参加中。