イヤイヤ期に見逃したくないこと

イヤイヤ期に見逃したくないことtittle1歳前後になると
自分の意思をしっかり持っているのが
よく分かるようになってくると思います。

そして徐々にこちらと意見が合わない時に
その子の精一杯の表現で表してくるようになります。

次第に世間で言われる
イヤイヤ期という時期に入ったんだなあ
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

このイヤイヤ期、それは自己主張の塊です。

自分を表現しているということです。

そんなイヤイヤ期に悩んでいる方も多くいらっしゃると思いますが、
この時期に大切にしたいことはまず、
好奇心をつまないということです。

 

自分を受け入れてもらえないまたは否定される経験が続くと
その子の中に何らかの学びが生まれ
もしかすると自己主張しても意味がない、
私の気持ちは分かってもらえないものだ、
と学習するかもしれません。

子どもは何度も繰り返し行い、
それに対する反応をみながら自分の中でルールを収集しています。

イヤイヤ期だから、と諦めるのではなく、
この自己主張を通してこの子が求めていることは何かを
一緒に探求していく姿勢もとても大切なことだと思います。

 

例えばこの時期に聞く耳を持たないで
やがてイヤイヤ期が落ち着いたとしても、
何年も経ったある日、
もっと自分の意見を持った子になってほしい、
いうことは聞くけど自分からは動けない、
やりたいことを探せないなど、
自分を出さない子になることもあります。

いろんな経験で人は自己表現も学んでいます。

自己主張は受け止める。
あなたは嫌だったんだね、と。

本人の意向を全部は叶えてあげられません。
しかし意向を叶えることと気持ちを受け止めることは違います。

叶えてあげられない時、
子どもが泣いてしまう時も起こってしまう時も、
その嫌という感情を自分の中でクリアにできるまで
ママも一緒に待つね、という姿勢が
受け入れるということなのではないでしょうか。

 

いろんなことを体当たりで練習中です。

ぜひ子どもの気持ちに寄り添い、
いろんな感情を一緒に味わっていく時期にしてみてはいかがでしょうか。

この時期を終えた時、
きっと子ども自身が自分のことを自分で認め、
そして好奇心をしっかりと持ち続けられることでしょう。


差し替え希望写真(水上)アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)

某大手コンサル企業にて5年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。 現在、2016年5月に生まれた息子(第一子)と2019年7月に生まれた息子(第二子)の子育て真っ只中。
アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。アドラー流コーチングとモンテッソーリ教育の考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。