「子どもにはこうなって欲しい!」本当に子どものことを考えていますか?

「子どもにはこうなって欲しい!」「子どもにどうなって欲しいですか?」
という質問に対して、

「自分がこうだから、こうなって欲しい」と答える方がいます

例えば
・自分は引っ込み思案なので、
 前に出て自分の意見を言える子になって欲しい

・私にはやりたいことがないので、
 やりたいことを見つけられる子になって欲しい

・私は受験に失敗したので、
 子どもには絶対に失敗して欲しくない
などなど。

これ、全部結局”自分”がしたいこと、したかったことなのです。

子どもはどう思っているのか、
どう考えているのか、
どう感じているのか、

それを知り、
それを一緒に見出し、
やがて築かれていく、

それが子どもの人生であり、子どもが望む人生なのではないでしょうか?

 
母や父、子どもの周りを取り巻くオトナ達の劣等感を
子どもに投影してしまうケースは多くあると思います。

 
でも
私と子どもは違う存在であり、
全く違う人生を生きているということを認識して下さい。
 

その劣等感と向き合うべきなのは
子どもではなくあなた自身です。
 

その劣等感を持っていて不幸せ、生きにくいと感じるのならば、
今、変わる時です。

 

目の前にいる子どもは
もしかしたら同じような劣等感をこれから味わうかもしれません。
でもまだ味わっていないのです。
 
もしも同じような劣等感を味わう日が来たなら、
私はこう乗り越えたんだよ、
と伝えられるかもしれませんね。

 

子どもにこうなって欲しいと願う時、
それは本当に自分と重ねていないか、
よく考えてみてください。

新たな気づきがあるかもしれません。


差し替え希望写真(水上)アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)

某大手コンサル企業にて5年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。 現在、2016年5月に生まれた息子(第一子)と2019年7月に生まれた息子(第二子)の子育て真っ只中。
アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。アドラー流コーチングとモンテッソーリ教育の考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。