添い寝の3つのメリット
生まれた時から別室で、
自分のベッドで寝るよう育てられる
フランスの赤ちゃん。
そのおかげか、
日本ほど夜泣きに悩まされることはないそうで、
逆に添い寝はタブー視されています。
もちろん、ベッドからの転落や、
親や布団が覆いかぶさって起こる事故もあるので、
添い寝にリスクがあるのも分かります。
それでもたまに、
「実はね、時々添い寝してあげるの」
と、まるで罪を暴くかのように
私に打ち明けるフランス人ママもいます。
では、添い寝のメリットとはなんでしょうか?
① 母乳育児が楽になる
私の最大の理由は、これでした。
母乳育児をしていると、
赤ちゃんの夜間の授乳が欠かせません。
傍に寝ていれば、赤ちゃんが
ぐずり始めたらすぐ分かりますし、
体を起こして授乳するだけでできます。
同じくフランス人と結婚した女性が、
ご主人の要望で赤ちゃんと別々に寝ていて、
赤ちゃんが泣くたびにアパートの逆側にある
子ども部屋まで授乳に行っていたという話を聞いて、
少しかわいそうに思ったことがあります。
母乳育児に添い寝、
もしくは同室で寝るのは、マストです!
② 赤ちゃんが安心感を得られる
10ヶ月間、ママのお腹の中にいた赤ちゃん。
外の世界に出てきて肌のぬくもりを感じられなくなるのは、
やはり赤ちゃんの不安材料のひとつだと思います。
また、赤ちゃん眠りは浅いレム睡眠の割合が高く、
ちょっとした音でも起きてしまうので、
傍にママが寝ていると安心して
そのまま寝てくれることも。
それでなくても寝不足のママには、
ベッドから起きることなく対応できるのも助かります。
③ 赤ちゃんの変化にすぐ気づくことができる
親が熟睡してしまうとリスクになる添い寝。
でも、ママは本能から、
赤ちゃんの変化や危険をすぐキャッチします。
夜中に発病することもあり、
そんな時に早く気づくことができるのも、
添い寝のメリットです。
外の世界は、赤ちゃんにとって未知の世界。
それを生まれてきてすぐ慣れてね、
といっても無理な話です。
たとえ一人寝させれば慣れるのが早くなるといっても、
人生長いのですし、子はいずれ親から離れていくものですから、
できるうちは添い寝をしてあげられるといいですね。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。
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