子どもに「買って!」を言わせない方法

子どもに「買って!」を言わせない方法

子どものしつけについては、どんな方法がいいのか、
親としては大きな悩みの種ですね。
いろいろなやり方があると思いますが、その中の一つを紹介しましょう。


スーパーなどに買い物に行くと、
「これ買って!」と親にねだっている子どもを見ることがあります。
ひどくなると、買ってもらえないことに焦れて、
泣き叫んでいる子もいたりしますね。

そうならないように、小さいうちから心掛けておくと良いことがあります。
それは「ルールを作っておく」こと。

子どもは買い物についていくと、欲しいものがいっぱい目に入ります。

家でよく食べているお菓子などは、
買ってくれるかもしれないと思ってしまいますよね。
また、買ってもらった、という満足感を求めているところもあると思います。

同じ年くらいの子どもさんが、おもちゃなどを買ってもらっていると、
うらやましく思うのは当然のことです。

お菓子やおもちゃなどを買ってあげる時と、買ってあげない時があると、
「今日は買ってくれるかも」と期待したり、
親にその気がなくても、
ずっとねだっていれば買ってくれるのではないかと思ったりします。
そうならないと泣いたり、わめいたりして、自分の希望を通そうとします。

怒られる

そこで大事なことは、
どういうときは買ってあげて、どういうときは買わないのかを
はっきり決めて、子どもと約束しておくことです。

大きなおもちゃは、誕生日とクリスマスしか買わない、とか
お菓子は、何曜日に買い物に行くときには買う、とか
文房具は勉強に必要だから、そのつど買ってあげる、とか
きちんと決めて、子どもに話しておきましょう。

ただ、時にはそのルールに当てはまらない時もありますよね。

そういう時は、
「どうして今日は、これを買ってあげるのか」をちゃんと説明しましょう。
それほど難しい理由でなくて良いんです。

「今日は○○を頑張ったから、買ってあげるね」とか、
「いつもは○曜日にお菓子を買うけど、
今週は来れなかったから、今日買っておこうね」とか、
時には、「今日はママ、お仕事で疲れちゃったから、
○○ちゃんとデートしようかな」と、
ちょっと親子でフードコートに寄るのも良いですね。

そういった特別な時だから、
今日はいいんだな、と思えると、
めったやたらにねだったりはしなくなると思います。

できれば、保育園・幼稚園くらいの、
親や先生の言うことが分かるようになった頃から、
繰り返し話すようにすると、大きくなってからも苦労はしません。

このようなしつけの方法は、
子どもの成長のいろいろな場面で役に立ちます。
ぜひ実践してみて下さいね。

 


プロフィール写真

綾音

高校生と小学生の兄弟を持つ母親。長男出産後、育児に翻弄されながらも「今まで誰かに、こんなに必要とされたことがあっただろうか」と泣き求めるながら自分を求める息子に、育児の喜びや尊さを実感する。長男の育児体験をもとに、2児の育児にも奮闘。次男を授かるまで少し空いたので、今度赤ちゃんが来てくれたらこうしよう、こうすればうまくいくかも、と考えていたことを実践しながらの育児奮闘期間を過ごす。現在は仕事、主婦業、妻業、娘業と複数の役割を掛け持ち、仕事と育児を両立させ、息子たちが成長した現在も忙しい日々に追われながら、“ワタシ”らしさも探求中。