「叱らないしつけ」の受け止め方

「叱らないしつけ」の受け止め方

最近、ママ友だちと
「叱らない親」「叱られない子ども」について話をしました。

公園やサークルなど
沢山の親子が集まる場所では、
色々なタイプの親子を見かけます。

自分と同じような価値観のしつけを
しているママを見るとホッとしますが、
中には「なんで注意しないんだろう。」
と不思議に思う場面も。

どの方法が正しいのかは、
それぞれの親子の問題だとは思いますが、
人に迷惑を掛けるような行動は
その場でしっかり伝えていかなくては
子ども自身が社会に出て困ることになります。

「叱らないしつけ」という著書や考え方がありますが、
これは単に叱らないことで
子どもが伸び伸び育つのではなく、
叱らなくてすむ子どもへの対応をしたうえでの
「叱らないしつけ」だと思うのです。


ケンカ

小さな子ども同士、
友達が使っているオモチャを奪ってしまった時には、
『自分が使いたいからと言って無理やり取ってはいけないこと』
『相手がどんな気持ちになるかということ』
を親が伝えてくことが大切です。

子ども同士、トラブルを繰り返し経験することで
相手の思いに気が付き、成長していく年齢では
頭ごなしに叱る必要はありません。

では、5歳児が友だちのオモチャを
わざと投げて壊したらどうでしょう。

きちんと叱る親が殆どでしょうが、
本人には「だめよ。」と言うくらいで、
相手の子どもには
親だけが必死に謝る姿を見たことがあります。

もちろん、壊した子どもは
また同じことを繰り返すでしょう。

この場合、その場で
強く叱らなかったことが問題なのではなく、
小さい頃から親がしてはいけないことを
伝えてこなかったことが問題で、
子ども自身が「してはいけないこと」を
我慢する力が身についていない状態です。

「元気で伸び伸び育てること」と
「自己中心的な行動」は違います。

もし、身近に「間違った叱らないしつけ」を
されているお子さんがいたら、
悪いことを悪いと叱ってあげることも必要ではないでしょうか?

 


animal_pandaH.N HANAKO
現在子育てに勤しむ元保育士。第1子を出産後育休をとり復帰したものの、やはり我が子をじっくり育てたいと思い直し、自宅で出来る「住宅模型製作」の仕事を始める。近所に住むお友達と一緒に料理会やお茶会をして、小さなストレスを溜めずにできる限りその場で発散するよう日々努力する。現在、4歳・10歳・13歳の3人の子育て奔走中。