もしかしてママやパパの『~しなければならない』が溢れていませんか?

もしかしてママやパパの『~しなければならない』が溢れていませんか?

日々の生活を思い返して、
このような○○しなければ…という思い、
そして行動はありませんか?

そしてそれはどれくらいの数、ありますか?
実際にぜひ、思い返して数えて見て下さい。

(例)
・子供のご飯は三食手作りしなくては…
・○時にご飯を食べさせなくては…
・毎日公園に行かなくては…
・寝坊しないように起こさなくては…
・友達と仲良く遊ばせなくては…

などなど

『~しなければならない』の他に、
『こうあらねばならない』や『こうあるべき』
といった考えも同じく考えてみてください。

(例)
・子供のことは母親がみるもの
・家事は奥さんがやるべき
・周りの人に迷惑かけないように子供を叱るべき

などなど

このような『~しなければならない』
『こうあらねばならない』『こうあるべき』
という考えを複数持っている方が、大半なのではないでしょうか?

そしてそれに基づき行動し
生活していることと思います。

しかし、こういった意識は
自分自身を制限し、強制してしまいます。

それが多ければ多いほど、
ストレス過多になり家庭内にやつあたりしてしまったり、
イライラして家族の空気を悪くしてしまうこともあります。

そして更に自分の中だけでなく子供だったり、
夫または奥さんだったり、友人など周りにいる人の行動までも
この枠からはみ出ると許せなくなったり、
どうしても目についてしまうことが
あるのではないでしょうか。

ここで考えてみたいことは
それは『誰のために』、そして『何のために』
そうあらねばならないのか?ということです。

例えば子供と公園に行き、
夕食の支度をするから帰りたくなるとき、
子供は帰らないと言い出した時あなたはどうしますか?

この場合、子供本人は『まだ遊びたい』という希望を訴えています。

そのため帰りたいのは『子供のため』ではなく
『夕食の支度をする自分のため』です。

そして夕食の支度をしなければならない、
ということに加え何時までに
という時間制限も知らずに設けてしまっているのです。

毎回とまではいかなくとも、
今日の夕食は適当にして思う存分遊ばせてみようかな?
という日があってもいいのです。

子供が求めていることは
本当に決められた時間にでてくる食事なのでしょうか?

きっと今、ここでもっと遊びたい!
そんな単純で純粋な気持ちなのでしょう。

~しなければならないという枠で
自分自身を苦しめているなと感じたとしたら、
ぜひその制限から解放してあげて下さい。

毎日、毎回でなくてもいいのです。
何回かに一回、『まあいいや』と思う時を作ってみて下さい。

頑張りすぎないで、許せる余裕を心に作ってみることも
子育てにおいてはとても大切なことだと感じています。

 


差し替え希望写真(水上)アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)

某大手コンサル企業にて6年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。 現在、2016年5月に生まれた息子(第一子)と第二子妊娠中で子育て真っ只中。
アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。コーチングの考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。