子供がある習い事に興味を持った理由

長男が急に、

「野球がしたい！」

と言いました。

このご時世、サッカーが主流です。
しかもフランスなら、サッカーかラグビーか、
といったところで、柔道や空手も人気です。
そこをあえて、野球？？

どうも日本にいる時に、元プロ野球選手が子どもの弱小チームを、
試合に勝つために特訓するというテレビ番組をみて、興味をもったようです。

それまで高校野球を見ても、プロ野球番組を見ても、
全く興味を示さなかったのですが、自分と同じくらいの年の、
子どもがやっている様子を見て、親近感が湧いたのでしょう。

ところが、フランスには野球チームというのがほとんどありません。
奇遇なことに、パリ郊外に2つあるクラブのうちの1つが、
私たちの住んでいる市にあったので、
早速コンタクトを取ってみると、大歓迎されました。

大歓迎の理由は、野球人口が少ないことと、
チームにフランス語のできない日本人の子どもがいるそうで、
お友達ができると思ったからだそうです。

意外なところでまた日本と繋がり、縁を感じました。

フランス人からみるとアメリカ野球と日本野球の違いがあるそうで、
そんな話に花が咲くなど、親も楽しめる時間になりそうです。

雨が降ると練習が中止になることがありますが、
毎週の練習をとても楽しみにしています。

何気なく見ていたテレビで習い事に目覚めるとは、
思ってもみなかったこと。
テレビも時には無駄ではないなぁと思いました。

ドゥロー　ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。