時代とともに変化する、男の子の叱り方

時代とともに変化する、男の子の叱り方

おじいちゃんと遊んでいると思っていたら、
急に長男が泣き出しました。

それも、かなりの大泣きで、なかなか泣き止みません。
しばらくして、おじいちゃんが言いました。

「男の子なら、泣くな!」

父の時代は、そう叱られて男の子は育てられていたのでしょう。
そういえば、私の姉が子育てをしていて気にしていたのは、

「長男だから」

というおじいちゃんのセリフでした。

時代とともに変化する、男の子の叱り方1

 

 

 

 

 

確かに今は、私の父の世代に比べれば、
家を継ぐという風習も減ってきていますし、
男だから、女だから、と決めつけるのも、
どうかと思うでしょう。

でも、今でも家督相続の風習が残っている家もありますし、
男女でしつけ方や叱り方が違う人もまだまだ多いと思います。

私は、家ではそういった男女の違いや、
長男と次男の違いなどがないように気をつけていますが、
おじいちゃんの叱り方に文句を言うつもりはありません。

その代わり、後で子どもに
「昔はこうだった」といった説明をしています。

そういう風習があったこと、
そして今でも残っているところもある、
ということを知っておくのは、
悪いことではないように思います。

時代とともに変化する、男の子の叱り方2

 

 

 

 

 

そして、ちょっと頼りない長男が、
おじいちゃんに叱られることで
「男の子」である自覚が芽生えるのでは、
という期待も少しあります。

今は、草食男子が多いみたいですからね。

 


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ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。