イヤイヤ期は怖くない!自分が自分になるための通過点。
“魔の2歳児”“イヤイヤ期”と言われる2歳の子育て、
難しいですよね。
“イヤイヤ”とは、
「ママと自分は違うぞ!」
という自我の芽生えによる“自己主張”です。
この自己主張をし出す時期が2歳前後です。
2歳児のしつけを頑張ろうとするのはまず無理です。
“しつけよう”と考えるより、
「この子は今、自分を主張しているんだな。
自分という存在をアピールしているんだ。」
と、とらえ方を変換することが必要です。
とはいえ、なんでもかんでもイヤイヤには付き合いきれませんよね。
例えば着る洋服。
「これは?これは?」と提案してみるもことごとく「イヤ!」と言われることも・・・。
そんなときは、一着ずつ提案するのではなく、
2パターンか3パターン用意し、
「どれがいい?」と選択肢を与えてしまうのです。
「○○ちゃんが決めていいよ!」と。
そうすると、「これ。」といくつかのパターンの中から1つのパターンを選ぶことが多いですよ。
靴や靴下、食事のときなんかにも使える手だと思います。
イヤイヤ期と言っても、「イヤ!」というだけではありませんよね。
買い物中の「あれ欲しい!」「あれ買って!」にも困った経験がありませんか?
この場合は、
「お買い物に行くけど、今日はお菓子は買わないよ。」
などと、前もって約束をしてから出掛けるのが有効でした。
時々買ってあげる日も作ってあげることがコツです。
「この前は買ってくれたのになんで今日は駄目なんだ・・・。」
と知恵がつき始めますが、
ここは親の威厳と言いますか、
「ママが決めることだから。」
と頑として通し、それに娘は納得していました。
息子の場合はそうもいかず、
「1つだけね。」と約束して1つだけokにすることが多いです。
たくさん欲しいものがある中で、1つだけで我慢できることもすごいことだと思いませんか?
2歳の子どもをしつけようと考えるのではなく、
「イヤだよね。」
「選んで決められたね。」
「我慢できたね。」
「待てたね。」
というひとつひとつの積み重ねが、
「自分を認めてもらえているんだ!」という自信に繋がります。
そして、年齢的な成長と共に必ずイヤイヤ期は終わります。
それまで「そういう時期なんだからしょうがないな。」と多少のことは大目に見て、
付き合ってあげましょう♪
主張をしなければ、自己の確立は果たせないのですから・・・。
yukari
保育係の短期大学を卒業と同時に保育士資格、幼稚園教諭2免許取得。卒業後、結婚前までの4年間幼稚園に勤め、結婚後は子育てに専念する。現在6歳の長女と3歳の長男の育児に奔走中。 地域の育児サークルに入会し、市民センター子育て支援講座の市民サポーターとして企画・運営に携わるなかで現代子育ての課題に遭遇し、自分にできることを模索。長女の幼稚園ではPTA会長を務め、保育所子育て支援室や児童館等に積極的に足を運びながら“2歳児の子育てを楽しむ講座”等多数の育児講座に参加中。
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