常に変化する育児法。一体どれが正しいの?

常に変化する育児法。一体どれが正しいの?

育児法には流行があり、
育児指導のガイドラインも
時代とともに常に変化しています。

私がそれを実感したのが、
保健所で離乳食の指導を受けた時でした。

長男の時は、早くから
私たち大人が口にしているものに興味を持ったので、
4ヶ月くらいから果汁をあげたり、
食べている果物をほんの少しあげたりしていました。

5ヶ月健診の時にその話をすると、
6ヶ月になるまで何もあげてはいけないと、
指導の方にものすごく叱られたのです。

叱られるとは思ってもみなかったので、
そんなに逸脱した育児をしたのかと少し悩みました。

周りに話を聞けば、当時小児科医の中には、
8ヶ月まで離乳食を始めないよう
指導する先生もいるようでした。

ところがその2年半後、
長女の4ヶ月健診の時になんと、
4ヶ月から離乳食を始めても
いいようになったと言われたのです!

常に変化する育児方。一体どれが正しいの?1

 

 

 

 

 

あまりの変わりように呆れ、
2年半前は6ヶ月からだったのに、と、
小児科の先生に少し愚痴をこぼすと、

「その頃は、アレルギーの原因が、
離乳食を早期に始めたからだと思われていました。
ところが、遅らせてもアレルギーは増える一方。
そこで、離乳食の導入期を元に戻す方針になりました。
でも私は、真ん中をとって
5ヶ月くらいが丁度いいと思っています。」

そう答えてくださいました。

常に変化する育児方。一体どれが正しいの?2

 

 

 

 

 

この話を聞いてから、
あまりに常識を逸脱したことでなければ、
育児で「間違い」はないのではないかと思うようになりました。

最終的には、その子に合わせた育児が、
一番の育児なのではないかと。

ただ、育児に悩みはつきものですから、
悩んだり迷ったりした時に、
いろんな育児法や育児のガイドラインを
参考にすればいいのではないでしょうか。

結局、なぜあそこまで叱られたのかは
未だに謎ですが、3人目もお世話になっている今は、
その指導員の方によくしていただいています。

その方も当時は若かったので、
一生懸命だったのかもしれません。

 


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ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。