我が子の非を認める勇気を持とう

我が子の非を認める勇気を持とう

幼稚園で問題がありました。

先生の一人がある子どもに
体罰を与えたらしいのです。

しかも、親が抗議をしたら、
学校側は知らぬ存ぜぬだというのです。

その方は我が子もお世話になった
とてもいい先生で、私はちょっと耳を疑りました。

役員をしている主人は、
定年退職前で先生も疲れているのだろうと言います。

我が子の非を認める勇気を持とう1

そんなある日、体罰を与えられた
子どものお母さんと話す機会がありました。

「うちの子がいたずらっ子グループの先頭に立って
いたずらをしてるって先生は言うの。
でも、そんなことする子じゃないから、
やっぱり先生に問題があるのよ。」

そのお母さんは、自分の息子の非を
真っ向から否定していました。

でも子どもって、家と、
学校などの外では、様子が違うものです。

先生から受けた指摘に対して考えようともせず、
ただ否定するだけでは、話が進みません。

案の定、その方はもともと引っ越しする予定でしたので、
その時期を早めて幼稚園を去りました。

我が子の非を認める勇気を持とう2

私には、実際に体罰があったのか、
その子どもが問題を起こしていたのか、
知る由もありません。

ただ、話し合いがずっと決裂していたと聞き、
問題はきっと、相手の話を受け入れられない
両者にあったのだろうと思います。

自分の子どものこととなると
親はなかなか冷静ではいられないですし、
非を認めるのは勇気が要りますが、
本当に問題を解決したいのであれば
感情的にならず、聞く耳を持ってみてください。

やっぱり、外の世界で
生き生きした子どもの姿を見たいですものね。

 


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ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。