フランス流幼児の叱り方 入門編

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叱り方にはいろいろありますが、
子どもによって性格も違うので、
試してみたけれど結局自分の子どもには効果がない、
なんていうこと、よくありますよね。

特に自我がはっきりしてきて、
いろんな理屈も分かってくる幼児を叱るのは、
簡単なようで意外と難しいものです。

では、フランスではそんな幼児に
どういう叱り方をするかというと、
「オー・コワン!」なんです。

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「隅っこにいてなさい!」という意味で、
子どもを部屋の隅に連れて行くのです。

子どもの部屋や誰もいない部屋に
連れて行くこともあります。

そして、親はその場を離れるのです。

子どもは自分が隔離されるので、
もちろん泣きます。

しばらくすると泣くのにも疲れ、
自分がどうしてこんなところにひとりでいるのか、
ちょっと考えます。

周りに気をとられやすい子どもも、
ひとりになると自分しかいませんから、
少し自分のことを考えてみるのです。

子どもが静かになって落ち着いたところで
面と向かって話すと、
子どもも素直に聞いてくれます。

すぐに効果があるかどうかは別ですが、
繰り返しているうちに
「部屋の隅に行かされる」ということが
「叱られている」のだという自覚が芽生え、
こちらの話を少し聞くようになります。

もちろん、どうして叱ったのか
毎回ちゃんと説明してあげてくださいね。


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ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。