フィンランド教育にみる、子ども時間の大切さ

フィンランド教育にみる、子ども時間の大切さ

映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」、
ご覧になりましたか?

その中で、
フィンランドでの子どもの教育について
触れている部分があります。

フィンランドはアメリカを抜いて
世界でダントツ一位の学力を誇るため、
最近とても注目を浴びています。

そこへ映画監督のマイケル・ムーアが
飛び込んでドキュメンタリーを撮ったのですが、
とにかく宿題がなく
(調べたところ、本当は宿題があるらしく、
長期休暇に宿題は出ないそうです)、
選択肢による統一テストがなく、
小学校の授業時間は週20時間、
子どもの脳の活性化になる芸術や音楽、
詩などの授業も進んでする、とあります。

そして、高校生くらいになると
英語もネイティブ並みにぺらぺら、
英語だけでなくフランス語やスペイン語まで
話せる生徒もいるというのですから、驚きです。

フィンランド教育にみる、子ども時間の大切さ1

子どもの教育は国が方針を決めますし、
フィンランドのやり方が
すべての国に合うとも限らないと思いますが、
私が感心したのは先生方が、
子どもが子どもらしく過ごせる時間を
大切にしていることと、
子どもの幸せを願っていることでした。

子どもでいられる時間は
とても短いのだから、
その時間を大切にしてあげたい。

脳も休ませないと、学ぶものも学べない。

何にでもなれるのではなく、
子どもの希望に合わせた教育をして、
なりたいものにならせてあげたい。

その考え方がとても自然で、
子どもを中心に考えた
教育をしていることが伝わりました。

フィンランド教育にみる、子ども時間の大切さ2

もちろん、どの国の教育にも、
一長一短はあると思います。

でも私は、教育の中で子どもの時間を
大切にするという方針に、強く賛同します。

子どもが子どもらしくいられる、
当たり前なようで、実は現代では
難しいことなのかもしれませんね。

 


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ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。