緊急時の対策をしよう

緊急時の対策をしよう

先日、小学校から
「Jアラートによるミサイル発射情報への対応について」
というプリントをいただきました。

日本の学校では、地震や津波、火事などの
非常事態に備えて、避難訓練を行っています。

実は、フランスの学校では
避難訓練というものがないのですが、
去年から訓練が行われるようになりました。

でも、それは地震や火事のためではなく、テロ対策です。

もし学校にテロリストが乗り込んできたら・・・
最悪の事態ですが、それが今のヨーロッパ情勢の現状です。

幼稚園児にはテロリストの話をしても分かりませんし、
下手にトラウマになっても困りますので、
何やら悪い人が来て、見つからないように
静かに隠れているという遊びをしたそうです。

思ったよりも長い時間隠れていられたそうですが、
実際にそんなことが起きた場合、
どれくらい対応できるのかは分かりません。

緊急時の対策をしよう1

 

 

 

 

 

ただひとつ先生方から釘をさされたのは、
万一そんなことがあった場合、
親は学校に来たり、学校に電話したりしないでほしい、
ということでした。

先生方は、子どもたちを守るのに必死です。
そこへ、中の様子も分からないのに親が勝手に行動することで、
テロリストを刺激したり、中でうまくいっていることを
乱したりすることになりかねないからです。

緊急時の対策をしよう2

 

 

 

 

 

日本は地震や津波など、自然災害の多い国です。
そして今、弾道ミサイルの危険にもさらされています。

普段から子どもたちと、
そういった緊急事態にどうするのか話し合っておくと、
万一本当に危険が迫った時に行動しやすくなります。

何もないに越したことはないのですが、
災いは忘れた頃にやってきます。

子どもを守るためにも、
いざというときのための準備だけはしておきましょう。

 


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ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。