幼児期から覚えられる、3種類のルール
幼児ともなれば、
こちらの言うことを理解する上に、
幼稚園などに通って社会にも出るので、
ルールを学ぶ必要が出てきます。
そのルールは、次の3種類に分かれます。
① 子どもを守るためのルール
「階段を登る時は手すりを持ちなさい」
「道を渡る時はママ(パパ)と手をつなぎなさい」
といった、子どもの安全を確保するためのルールです。
「赤信号では止まりなさい」と言っても、
親が赤信号で渡ってしまうと意味がなくなるので、
親もちゃんとお手本を示すようにしましょう。
② 子どもの生命の欲求に答えるルール
子どもの性格、年齢ごとの欲求、発達にかかわるルールで、
年齢に合ったバランスの取れた食事や
十分な睡眠時間などを親が管理します。
また、子どもが親の愛情を感じ、
家庭に自分の場所を見つけることも大切です。
新しいことに挑戦するよう励ましたり、
何か新しくできるようになったら
褒めてあげたりしましょう。
もちろん、いたずらをした時も
ちゃんと介入するようにしてください。
③ 社会で暮らしていくためのルール
「お友達を叩いてはだめ」
「お友達を押してはだめ」
幼児にとって一番難しいのが、このルールです。
少しずつ覚えられるよう、
繰り返し教えるようにしましょう。
これは幼児期に限らず、
その後もずっと続くしつけです。
基本は自分やお友達、
また物を大切にするということであることを、
忘れないようにしましょう。
ただし、ルールを知ったら
すぐに守らなければいけない、というのではありません。
少しずつ自分のものになれば、
親がいない時にも守れるようになります。
しつけも忍耐、時間をかけるようにしましょう。
そして最後に、
「ありがとう」がちゃんと言える子になるといいですね。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。
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