共働きだからこそ、できることって?
共働きだと、子育てが大変ですよね。
24時間じゃ足りない!と
毎日叫びそうになります。
でも、共働きが当たり前のフランスでは、
パパもママも自分の世界を持って生き生きとしています。
そして、そんな大人をみて
子ども達もたくましく育っています。
では、その裏事情をみてみましょう。
共働きの条件はやっぱり、
お互いの理解と協力です。
学校への子どもの送り迎えや家事を
どちらか一方がするのではなく、
役割分担をしたり交替したりしています。
信頼できるベビーシッターを探したり、
親同士が都合をつけて預け合ったり、
他人に頼ることも。
もちろん、不安だと預けられませんから、
子どもがどう過ごしたかなどしっかり
コミュニケーションをとれる相手がいいでしょう。
仕事を終えた後の子どもとの再会は、
お互いに新鮮でとてもドラマチック。
子どもとその日に起きたことを話す楽しみもあります。
そして、息抜きをすることを忘れてはいけません。
どちらかに預けて30分でもひとりで外出すれば、
随分気分転換になります。
フランスでは自分の親や友人、
ベビーシッターに子どもを預けて映画や食事に行ったり、
招待されたパーティーに出席したり、
中には週末旅行に出かけたりするツワモノが結構います。
大人中心に考えて動く人たちなので、
夫婦の時間をとても大切にするのです。
そして、パパとママが仲良くしているのも、
子どもの安心に繋がると考えています。
では、その間子ども達はどうしているかというと、
実は、親のいない時間を
それなりに楽しんでいるものです。
お友達の家でのお泊りは「パジャマパーティー」といって、
子どもたちにとってそれはもう大興奮のひと時です。
親以外の大人と接するのも、
子ども同士で普段と違う時間を過ごすのも、
子どもにはいい刺激になるものです。
共働きだとあまり構ってあげられないと思いがちですが、
自立を促すような子育てができているのではないでしょうか。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。
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