待機児童解消に、公園が役立つ?

「待機児童解消に、公園が役立つ?」

“子ども子育て支援新制度” が始まりました。

この制度では、
もちろん待機児童の解消を掲げていますが、
特に都心部では、
待機児童解消に向けて、
土地の確保が難しいという問題が出てきています。

 

そのような中で、
子ども子育て支援新制度の中では、
小規模保育事業というものがあり、
ビルの一室を利用できる保育室など、
小規模でも認可保育所として認められるようになりました。

しかし、それでも都心部では、
保育所が足りないと言われています。

そこで、東京都の舛添都知事は、
公園の規制緩和を行い、
公園内で保育所ができるように、
考えていきたいということをお話ししているそうです。

公園で保育所・・・

例えば小規模保育事業を例に挙げると、
屋外で遊ぶ場所の確保が難しく、
子どもたちが室内で過ごすことが
多くなってしまうという恐れがあります。

公園に保育所があれば、
そのまま外遊びができます。

しかしながら、地域住民の憩いの場や、
災害時の避難場所など、
公園は様々な状況で利用されますから、
なかなか簡単には整備が出来ない気がします。

それにしても、いくら共働きが増加していると言っても、
人口減少時代に、保育所がどんどんと増えていくという流れは、
私個人の意見としては、恐さを感じます。

保護者の皆様には、
公立の施設の他に、認定こども園や私立幼稚園、
認可保育所、小規模保育や事業所内保育など、
様々な施設があることを知っていただき、
それぞれの特徴を押さえた上で、利用をしていただきたいですね。

ぜひ、自分にベストではなく、
子どもにベストで考えてみてください。

hayashi林 勇希

株式会社Gクリップコーポレーション
執行役員 経営コンサルタント


幼稚園を中心とした子どもに関わるビジネスの経営コンサルタント。

幼稚園・スポーツクラブにおいての学童保育立ち上げ提案、幼稚園の園児募集、スイミングクラブの会員募集、保育所立ち上げなど、子どもに関わる幅広いビジネスにおいてコンサルティングを経験。現在は私立幼稚園、こども園に特化した“ベストマッチング・サービス”を提供するGクリップコーポレーションに所属し、幼稚園の園児募集、教育施設への学童参入支援、スイミングクラブ会員募集支援等、教育業界へのコンサルティングを行っている。0歳~9歳の子どもたちの教育を研究し、指導員を育成する一般社団法人キッズコンサルタント協会の理事を務めるほか、元プロテニスプレーヤー杉山愛選手の母である杉山芙沙子氏が開発した幼児向けスポーツプログラムの普及を行う一般社団法人次世代SMILE協会の研究員も務めている。