住んでいる地域でこんなに違う!? 利用者負担額編!

住んでいる地域でこんなに違う!? 利用者負担額編!


子ども子育て支援新制度では、

乳児から幼児が通える施設の種類が増えます。

通うことができる代表的なものは、
以下の通りです。

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①私学助成の幼稚園
②施設型給付の幼稚園
③認可保育所
④認可外保育所
⑤認定こども園

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さて、その中で①の私学助成の幼稚園と④の認可外保育所以外は、
実は所得に応じて利用者負担額(※)が
異なることを知っていますか?
(※おおよそ保育料と思ってください)

さらに、この利用者負担額ですが、皆様がお住みの地域によって、
金額が異なることを知っていますか?

例を出しましょう。

Aさんが葛飾区に住んでいるとします。
お隣の江戸川区と比較してみました。

江戸川区は、子育てに力を入れているということで、
非常に有名な区でもあります。

果たして、葛飾区とどれだけの差があるのでしょうか・・・

例えば、葛飾区で一号認定(教育標準時間認定)を受けて、
世帯年収が一番高い区分(約680万円以上)に入る世帯は、
月の保育料金が第一子の場合19,300円です。

対する江戸川区は・・・
同じ条件で世帯年収が一番高い区分(約680万円以上)に入る世帯の
月の保育料金は・・・

なんと・・・・
3,000円!!

実に16,300円の差があります。
年間に直すと、195,600円の差があります。

なんということでしょう。
ここまで差があるとは・・・。

特に区の端にある施設の場合は、
そのわずかな距離の差で、
大きな金額差となってしまうことを考えると、
なんとなく違和感があります。

私も、仕事柄、様々な地域に行きますが、
この利用者負担額は各市区町村が負担してくれる額によって、
まったく異なっています。

国が出している基準として、
一号認定(教育標準時間認定)を受けている方で、
世帯年収が約680万円以上の方の月額保育料金は、
25,700円です。

これが江戸川区では、3,000円となっているわけですから、
江戸川区として、22,700円の負担をしてくれているということになります。

やはりすごい区ですね。

ご興味がある方は、お住まいの地域の利用者負担額を
調べてみてください。

基本的には各市区町村のホームページで
公表されていると思います。

それにしてもこれだけ、市区町村によって大きな差があると、
人口の流入や流出に影響がありそうな気がします。

 


hayashi林 勇希

株式会社Gクリップコーポレーション
取締役 経営コンサルタント


幼稚園を中心とした子どもに関わるビジネスの経営コンサルタント。

幼稚園・スポーツクラブにおいての学童保育立ち上げ提案、幼稚園の園児募集、スイミングクラブの会員募集、保育所立ち上げなど、子どもに関わる幅広いビジネスにおいてコンサルティングを経験。現在は私立幼稚園、こども園に特化した“ベストマッチング・サービス”を提供するGクリップコーポレーションに所属し、幼稚園の園児募集、教育施設への学童参入支援、スイミングクラブ会員募集支援等、教育業界へのコンサルティングを行っている。0歳~9歳の子どもたちの教育を研究し、指導員を育成する一般社団法人キッズコンサルタント協会の理事を務めるほか、元プロテニスプレーヤー杉山愛選手の母である杉山芙沙子氏が開発した幼児向けスポーツプログラムの普及を行う一般社団法人次世代SMILE協会の研究員も務めている。