毎日同じことをする、という大切さ

うちの幼稚園は、毎日決まった時間に

同じ事をします。

同じ事を、繰り返しやる。

それも、学年に応じて全員がしっかりとした目標を持って、
そして全員がそれを達成する。

 

例えば、年少のブリッジで頭が上がる

例えば、年中で側転ができる

例えば、年長で跳び箱で8段跳べる

 

それは、9月にできる子もいれば、
翌年の1月にできる子もいる。

 

でも目標を全員が達成する。
そしてその目標を達成した時は、
クラスみんなで褒めてあげる・・・

 

運動会が終わっても、逆立ちの練習はします。
跳び箱の練習はします。

 

運動会でちょっと上手くできなくても、
その後でちゃんとみんなが認めてくれる場所がある。
それが大事なんだと、
先日いらした理学療法士の先生がおっしゃってました。

 

毎日、基礎の繰り返しがあるということ、
そしてその中に、全員が学年に応じて
しっかり目標を持っていること。

毎日の繰り返しでも、
その日その日の達成感があること。

そして周りにみんなに、
できた時褒めてもらえることが、
どれほど大切か・・・

 

この点も、理学療法士の先生にもたいへん認めていただき、
あらためて毎日の保育に、
しっかりとしたモチベーションを持っていかなくてはと思ったのでした。

 

 

makisensei

 

学校法人弘道学園 秩父幼稚園

園長 柴原 眞紀

 

大学卒業後、某大手出版社・公立中学校の先生を経験。現在の理事長兼慈眼寺住職(幸保さん)と結婚。2004年、当時、少子化と過疎化により、廃園の噂が出るほど危機的な状況だった秩父幼稚園園長に就任。その後、娘二人の不登校問題に直面。我が子の子育てに母親の役割、家族の意味を考え、ママたちの育児ストレスをどう解決するのかという問題に教育者としての視点から向き合うことの大切さを痛感。その後、自らの経験と園児と保護者とのかかわりによる気づきをもとに、園児とその家族を支援していくという方針を立ち上げ、「みんながはっぴーに」なる幼稚園として、秩父幼稚園を再生。現在は、秩父保育園・秩父幼稚園が一体化した認定こども園として、どんな子どももご家庭も支援する学園づくりに奔走。