小さなサインを見逃さないで
兄弟って、いいものです。
お互い刺激になりますし、
親が特に教えなくても上の子は上の子の、
下の子は下の子の資質を備えるようになります。
一緒に遊んでくれれば、パパもママも
少しゆとりができて、意外と楽な時もあります。
でも、子ども達は
学校などの外の世界で自分の身を守り、
家でも兄弟間に生じるちょっとした
フラストレーションにも耐えて頑張っています。
それがその子の成長のためになるのですが、
やはり子どもには親に
たっぷり甘えたい瞬間があるものです。
「ママ、抱っこして!」
とストレートに甘えられる子もいれば、
あまり上手に甘えられない子もいます。
普段から子どもと
コミュニケーションをしっかりとっていれば、
どんな小さなサインでも察知できることでしょう。
そんな時、よっぽど急ぐこと以外は
放っておいて相手をしてあげたり、
他の兄弟に説明して二人きりで
少しお話してあげたりすると、
子どもも満足そうにすぐに笑顔になります。
時々兄弟それぞれと、
親子が一対一で過ごす時間を作るのも、効果的です。
パパやママを独り占めする時間は、
子どもにとって特別な時間。
他の兄弟がいるところではなかなかできない話も出てきて、
親子共に有意義な時間となるでしょう。
子どもは言葉にできない感情を、
全身を使って私たちに伝えようとしています。
子どもがそっと手を伸ばしてきたら、
迷わずぎゅっと抱きしめてあげてくださいね。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。
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