幼児期の叱り方の6つのコツ

幼児期の叱り方6つのコツ

“しかる”ということはいったいどんなことでしょう。
目くじらを立てて怒ること。
それは違います。

“おこる”というのは、
自分の内側にわきあがったマイナスの感情を相手にぶつけること。
単なる感情の爆発にしかすぎません。

“しかる”は違います。
伝えたいメッセージがあり、それを子どもの心に届けるために叱るのです。

もしも何度も叱っても、
子どもが言う事を聞かない場合、
自分のしている行為が“しかる”なのか“おこる”なのかを
ちょっと振り返ってみてはいかがでしょうか。

効果がない時は、やり方を変える必要があるかもしれません。

泣いている子

さて、それでは、どのようにしたらいいのか、
幼児期におすすめの叱り方のコツをお伝えいたします。

1.その時、その場で叱る。
  時間がたってから叱っても子どもの記憶は
        すでにあやふやになっています。
  何を注意されたのかわからないので、必ずその場で言うようにしましょう。

2.短い言葉できっぱりと叱る。
  ついつい説教をしたくなるものですが短い言葉で。

3.心をこめて、表情豊かに。 
  子どもと目線を合わせて、ゆるぎない表情で伝えてください。
  もしくは、いかに心配したかなど、表情豊かに訴えます。

4.カラダを使う。いざとなったら強制終了。
こどものそばまで走っていき、カラダを抱きとめ叱る。

5.気持ちを受け入れてあげる
  叱ることも大切ですが、子どもの気持ちを
        受け入れてあげるとこもとても重要です。

6.何度でも繰り返す
  子どもが1度で理解するのはまれです。
         何度も繰り返していけばいいのです。
        このとき、親に必要なのは忍耐力です。

ちょっとした叱り方のコツ。いかがでしょうか。

幼児期の叱り方は、
ちょっとしたコツをつかむと、
親の思いが子供にが伝わって
叱ることが少なくなってくるかもしれません。

そして大切なことは、
“しかりすぎない”そして“ほめる”です。

心掛けてみてください。

参考文献
子どものしつけがわかる本
著者 岩立京子 発行所 株式会社主婦の友

 


主婦のイラスト

Sachiko
大学では教員過程科目を履修し、中学校・高校の教員免許を取得する。また前職では地方公務員として行政職を9年間経験し、行政事務と教育委員会生涯学習を担当。青少年教室や団体の事務局、地域全体の子育てや教育活動に関わる。また、県公立図書館等振興方策の作業部員に選任され、図書館のあり方や子どもにとっての図書について多角的に検討する県教育員会のプロジェクトに参画。退職後は、ボランティアで子育て情報誌の編集委員を務めながら地域の子育てサポート事業に参画する10歳、4歳、2歳の3人の子育て中の主婦。