みんなと食べると食べられる!

みんなと食べると食べられる!

次男の保育所生活が始まり3ヵ月、
生活リズムにもすっかり慣れました。

お友だちの話も沢山出てくるようになり、
主食だけ入れていく弁当箱も
毎日空っぽで持ち帰ってきます。

幼児にしては珍しく「野菜」が大好きな息子。

キュウリもレタスもブロッコリーも
何も付けずにそのまま食べるのが好きで、
逆に色々と混ぜたりしてある物は
家でもあまり食べません。

保育所の食事はどうしているかな?
と気になっていたところ、先生からは
「何でも食べて、今日も完食です!」
伝えられることが多く
「無理して食べているのかな?」と思っていました。

献立を確認しても、
『野菜の味噌マヨ和え』なんて
家では絶対に口にしません。

そこで、「給食に出るのと同じだよ。」と言ったところ、
「給食はお友だちと食べるから食べられるんだよ。」と一言。

箸の持ち方もそうですが、
必死になってしつけしようとしなくても、
集団生活の中で学ぶこと・感じることは
心も身体も成長させてくれていることを痛感しました。

ご飯

保育士時代に、苦手な物でも
少しは口にできるようになれば良いなぁという気持ちで
「頑張って一口だけ食べてみない?」と
声掛けをしたことがあります。

その時、先輩保育士に
「食事は頑張って食べるものではないのよ。」
言われたことを思い出しました。

栄養士さん・調理員さんが栄養のバランスを考え、
心を込めて作ってくれた給食。

残さず食べて欲しいという願いはありますが、
無理強いしたり、しつけばかり気にしていては
食事の時間が苦痛になってしまうかもしれません。

普段は苦手な玉ねぎを
カレーパーティーではおかわりする子がいるように、
幼児の食事は楽しい雰囲気の中で
美味しく食べることが一番の食育かもしれないですね。


animal_pandaH.N HANAKO
現在子育てに勤しむ元保育士。第1子を出産後育休をとり復帰したものの、やはり我が子をじっくり育てたいと思い直し、自宅で出来る「住宅模型製作」の仕事を始める。近所に住むお友達と一緒に料理会やお茶会をして、小さなストレスを溜めずにできる限りその場で発散するよう日々努力する。現在、4歳・10歳・13歳の3人の子育て奔走中。