子どもの言葉のパワー
保育士として働いていた頃、
子ども達の何気ない一言に
思わず笑ったり、なごませてもらったり、
辛いことがあった時には元気をもらったりもしました。
私は結婚して間もなく妊娠をしたのですが、
妊娠がわかったと同時に切迫流産で入院。
安静にしていたものの、
残念ながら生まれてくることはありませんでした。
しばらくは精神的に不安定になり、
夜になると涙がでてくる毎日。
そんな時に笑顔にしてくれたのが
受け持っていた2歳児の子ども達です。
見ているだけでも可愛い年齢ですが、
いろいろなことばを覚え大人の口調を真似る姿や、
子ども同士の会話を聞くことで
心から癒されたのを覚えています。
共働きで仕事に子育てにと忙しい日々、
我が子のつぶやきで少しでも楽しい気持ちになったり
温かい気持ちになってくれればと、
感動したり、思わず笑ってしまったつぶやきは
出来るだけ毎日の連絡帳やクラスだよりで
保護者に伝えるようにしました。
そして、子育て中の今も毎日のように
子ども達のことばに元気をもらっています。
最近の出来事では…
叔母の四十九日があり、
お経をあげている最中に
「あ、おなら出ちゃった。」とつぶやいた次男!!
慌てて口を押さえましたが、
その後も「くさいねー。」を連発…。
昼食時には、
「お母さん、ぼくドッグフード食べたい!」
と叫んだ息子にみんな注目。
さすがに「???」でしたが、
息子の言う「ドッグフード」は子ども用に用意されていた
小さな「アメリカンドッグ」のことでした。
真相がわかり、
その場にいた大人達は大爆笑。
突然の死で悲しい雰囲気でしたが、
息子の言い間違いでみんなニコニコになりました。
子どもが大好きだった叔母も笑ってくれたかな?
H.N HANAKO
現在子育てに勤しむ元保育士。第1子を出産後育休をとり復帰したものの、やはり我が子をじっくり育てたいと思い直し、自宅で出来る「住宅模型製作」の仕事を始める。近所に住むお友達と一緒に料理会やお茶会をして、小さなストレスを溜めずにできる限りその場で発散するよう日々努力する。現在、4歳・10歳・13歳の3人の子育て奔走中。
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