子供の子育て支援~児童発達支援と発達障害の子供~
子供の子育て支援の中には
児童発達支援というものがあるのをご存知ですか?
児童発達支援とは
所謂障害がある子供が
療育や発達の支援を受けることです。
知的障害や身体障害など
障害と呼ばれているものは様々ですが、
現代にはグレーゾーンと呼ばれている
発達障害の子供がたくさんいます。
私の娘もそうです。
発達障害であると診断してもらうまで
とても長い道のりでした。
生後八ヶ月くらいから癇癪や夜泣きが酷く、
日々の生活も「ママじゃなきゃダメ!」なことばかりで
パパや祖母など顔見知りでもギャーギャー泣いて
あっちへ行け!の毎日でした。
とにかく新しいことが苦手で
興味のもったものやことには
こだわり続ける子供でした。
ささいなことで泣き叫び、
それを治めるにはママの抱っこを
ひたすらし続けるしかなかったのです。
昼間も夜間も抱っこばかり、
1日中泣いているか
怒っている時間ばかりでした。
私は毎日娘に付きっ切りで
崩壊寸前でした。
しかし、娘の場合、
発語が早く同じ月齢の子供と比べても
完全に上回っていましたので
「障害」を疑うことはしなかったのです。
●うちの子だけ何かが違う?と思ったとき
初めての育児では
誰もが一度は思うかもしれません。
しかし、たった一人の母親の勘は
当たる場合も多いです。
私はパパや親族など誰も疑わなかった中、
うちの子だけ何かが違う、
ずっと感じていました。
なので市の1歳検診や1歳半検診では
こと細かにおうちでの様子を伝え、
相談も検診以外に気になったときに
電話や訪問で何度もしました。
私が皆さんに伝えたいのは
「障害を疑う」のではありません。
子供本人が1番困っている状態から
早く救えるように「助けてもらえる環境を作ること」です。
そのために親の勘も大切にしたら良いと思います。
●子供子育て支援~児童発達支援の力を借りる~
1歳半検診で「さっぽ」という
児童発達支援活動への参加を勧められました。
母子同伴で、同じように
癇癪や日ごろの対応に
困っている親御さんが集まる活動です。
この活動では、
心理士さんや指導員の方がいて下さり、
子供と遊びながら母親が困っていることも
相談できるというものでした。
とてもありがたい活動で、
やはり話を親身に聞いてくれることで
私の心は救われました。
旦那の転勤を期に2回程しか通えませんでしたが、
こんな活動がもっと増えてくれたら
ママは救われるのにと思います。
2歳検診のとき、これでは
ママの身体がもちませんねと言われました。
このとき1度児童精神科できちんと受診して、
気になることも聞いてきたら良いと言われ
すぐに予約してもらいました。
●児童精神科は行きづらいは間違い
精神科、しかも2歳なのに。
そう思ってしまう気持ちはどこかにありました。
しかし、予約を取るにも
どこの児童精神科も予約で一杯でした。
結局予約が取れたのは1か月後でした。
それくらい子供の障害や、
現代の子供の対応に困っている親が
多いということですね。
病院へ行くと、まったく抵抗なく
子供が落ちついて待てるような待合室で、
本当に病院の方が優しく丁寧だったことで
母子共にリラックスして診察できました。
娘は2歳から受けられる発達の検査を受けました。
娘は言葉や形など目や耳から入る情報の
記憶力がずば抜けており、反対に
自分の心の変化(怖い・緊張・眠い・楽しい・わくわく等いろいろ)
に気づくことがかなり遅れている状態とわかりました。
いわゆる発達障害とのことでした。
私は何故かほっとしました。
こんなに対応に困っている娘が健常ですと言われたら、
私の一体何が悪いのかそう思ってしまうからです。
こんなにも児童精神科に感謝したことは忘れません。
そして同時に、一番大変だった娘を
早いうちから治療できること、それが夢のようでした。
今では週に1度プレイセラピーをしています。
近くの発達支援事業所で
ディサービスを週に4回利用し、
生活に必要な療育や体験をさせてもらっています。
●子供子育て支援は積極的に活用するべき
子供の子育て支援は
住んでいる地域によっても様々ですが、
私の娘のように発達障害があっても様々な支援があります。
困っている方は自身で相談したり探してみて下さい。
親も子もきっと救われます。
美空 遥(みそら はるか)
2歳長女・1歳長男育児中のシングルマザー
コールセンターでの4年間管理職として勤務後2児のママに。2児の育児に毎日奮闘中!特に1歳の長男は元気の塊で、私や長女とレスリング状態。男勝りで気が強い愛娘・2歳の長女は、発達障害がありプレイセラピーで治療中。そんな中、毎日懸命に育児して、心から子供と笑いあう時間を大切にしている。「日本中のママに少しでも元気に・笑顔で育児してもらえたら」という思いで記事を執筆中。
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