子どもに合った環境とは?

子どもに合った環境とは?

子どもに合った環境とはどんな環境でしょうか?

あなたのお家では、
子供のスペースをどのように整えていますか?

また、子供が使う物の大きさ、位置はどうしていますか?

例えば1歳の子供が公園に行き、
自分の身長の2倍、3倍もの高い滑り台や
アスレチック風の遊具や手の届かない鉄棒など、
一人でできるでしょうか?

子供にはその時々にあった高さや大きさ、
自分でできるという要素がとても大切になってきます。

たまに1歳位の子から遊べる
遊具を揃えた公園などもありますが、
見てみると低い位置に鏡がついていたり、
段差もまだ短い足でも登れるほどの高さだったり、
滑り台も大人が滑ったら
すぐに足がついてしまうような長さだったりと
工夫されているのが分かります。

自分に合った環境に行くと
子供は導かれるように遊びます。

 

改めて伺います。

あなたのお家ではどのように環境を整えていますか?

子供から見て高すぎる収納棚におもちゃを入れていませんか?

子供が使うスプーンやお箸は
小さすぎたり大きすぎたりしていませんか?

テーブルの高さは子供がご飯を食べやすい高さでしょうか?

段差のある玄関には
まだ小さい子供のために踏み台などを置き
一人ではける工夫がされていますか?

子供の洋服は子供の力でも出せる収納にしまっていますか?

例えば料理を手伝ってもらう時に、
子供がキッチンをよく見えるように
身長に合わせたステップを用意したり、
使う器具を子供の手に握れるサイズのものを用意したり、

そういったささいなことで
子供はやりたいし自分でもできると思えるのです。

そして実際にやってみたら本当にできた。
その感覚がとても大切です。

やりたいことを実際にチャレンジしてみて
自分にできたという体験をすると、
また次もやってみよう、他の事もやってみよう!と
次につながっていきます。

また、その連鎖が重なっていくごとに
「自分にできる」という感覚がどんどん広がっていきます。

そうすることでひとつひとつのことに
自信をもって取り組むことができるようになります。

こうやって自分で立っていく。
自立していくのですね。

子供に合わせて、環境を整えていくということは
子供が自信をつけるサポートをするということでもあります。

何か一つずつでもいいので、
子供に合わせた環境を整えていきませんか?

 


差し替え希望写真(水上)アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)

某大手コンサル企業にて5年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。 現在、2016年5月に生まれた息子(第一子)と2019年7月に生まれた息子(第二子)の子育て真っ只中。
アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。アドラー流コーチングとモンテッソーリ教育の考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。