海外からの一時帰国留学
夏休みを利用して、
海外にいるハーフの子ども達が
一時帰国留学をするケースが今、とても増えています。
私の実家は関西の田舎にありますが、
そんな田舎の小学校でもうちの息子だけでなく、
アメリカからの留学生も来ていました。
もちろん、海外にいる私たちにとっては、
子どもが日本語を会得し、
日本文化を体感するまたとない機会ですが、
留学生の受け入れ先となっている学校でも
ぜひこれを機に、
海外へ目を向けていただけたらと思っています。
グローバル社会になり、
海外で起きていることが日本での日常にも影響するなど、
世界が身近になっています。
テレビでも、ハーフや海外の方を
日常的に見かけるようになりました。
日本人なのだけれど、見た目はちょっと外国人。
実は外国籍も持っていて、
日本語以外の言葉も話せる。
同い年でそういう子が世の中にはいるのだ、
ということを知るだけでも、世界が広がります。
息子が通わせていただいた小学校で発表会があり、
クラスのテーマはタイミングよく
「海外を知ろう」というものでした。
息子の転入前から準備は始まっていたらしく、
「僕、ドイツ語できるんだ!アイン、ツヴァイ、ドライ!」
と、転入初日に私に話しかけてくれる子もいました。
息子も急遽「アン、ドゥー、トロワ!」とフランス語で参加。
その他、インドやジャマイカの挨拶などを披露したそうです。
そして終業式の日、
息子はお友達のみんなからお手紙をいただきました。
「フランスの小学校でも頑張ってね。」
「いつまでも友達だよ。来年も来てね。」
「ぼくたちのこと、忘れないでね。」
息子は少し寂しかったようですが、
お友達からの手紙を読んで、
とても嬉しそうにしていました。
世界の友達の輪が、少し広がったようです。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。
この記事が気に入ったら「いいね!」してね