女の子の繊細な心に気づいた日
「おしっこ~」
と言ってトイレに行った長女が、
なかなか戻ってきません。
おかしいなぁ?と思って様子を見に行ってみると、
なんと、床掃除をしています。
「どうしたの?」
「・・・」
「もしかして、床におしっこしちゃった?」
「あのね、今きれいにしているの!」
「いや、それはママがするよ。
間に合わなかったのね。
誰にでもあることだから。」
正直、びっくりしました。
やってしまった!と思ったのでしょうか。
恥ずかしかったのでしょうか。
それとも、親に叱られると思い、隠そうとしたのでしょうか。
理由はどうであれ、濡れてしまった服を脱いで洗面台に置き、
まだ濡れていないマットなどをちゃんと横によけ、
片隅においていた雑巾できちんと拭いていました。
この時まだ3歳半ですが、
そんな幼い女の子が事態をどう収拾するかと
知恵を働かせたことに成長を感じました。
さすが女の子というのか、
後始末など私が普段どうしているかを
ちゃんと見ていたのですね。
それと同時に、叱られるから隠そうと思ったのなら、
私が以前怒ったのが原因かもしれないと、反省中です!
お漏らしは悪いことではないのに、
つい一度怒ってしまったことで
悪いことだと思わせてしまいました。
長男とは違い、長女はやはり根にもつというか、
傷ついた記憶はしっかり残っているようです。
女の子を育てる時は、
心の変化にも気をつけてあげる必要がありそうです。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。
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