万が一に備えて考えておきたい、災害時での我が子の安否確認

万が一に備えて考えておきたい、災害時での我が子の安否確認

 

 

≪幼稚園での苦い思い出≫

2018年6月18日。
私が住んでいる大阪府で震度6弱の地震が起こりました。

揺れに気がついた瞬間頭に真っ先に浮かんだのは、
自らの安全でもなく、家の強度の心配でもなく、
幼稚園に預けている我が子の安全でした。

実際に揺れが収まり電話をしてみても、
同じことを考える他の保護者の電話と重なり、
中々繋がりません。

幸運なことに、3回目の電話で先生と繋がることができ、
我が子の安否確認とお迎え方法について
先生とお話ができたので良かったですが、
まだ子どもの安全が確認できていない保護者がいると考えると。。。。

≪災害時の連絡方法として、何が理想的なのでしょうか?≫

災害時に保護者が欲しい情報とは?

実際に災害に直面するまでわかっていませんでしたが、
主に3つの情報の即急な伝達が必要だと感じました。

①子どもの安否情報
保護者が最も心配なのは、我が子の安全です。
災害時には各園児の安全確認と安全対策を行い、
その結果と内容を正確、そして
確実に保護者に伝えることが必要となります。
幼稚園での苦い思い出1

②周辺地域の避難情報
園周辺の地域で、避難勧告・各種警報が起こった際に、
注意を呼びかける必要があります。
これにより、迎えに来る保護者が安全に、
素早く我が子を迎えに来ることができます。
幼稚園での苦い思い出2

③園舎の被害状況
災害により、園の建物に被害が出てしまった場合、
保護者に早期お迎えをお願いし、
その後の運営形式をお伝えするため、
園の運営継続有無を連絡する必要があります。
幼稚園での苦い思い出3-4

≪災害時の有効利用が難しい「電話」や「掲示板」≫

私が今回体験したように、
現在でも多くの保育園が手紙や掲示板、
電話での連絡手段のみを利用しています。
いずれも、突発的な災害時には機能しにくい連絡手段です。
幼稚園での苦い思い出5

・手紙、掲示板
予測がある程度つく気象災害に対しては、
前日または当日朝に、手紙・正門での
掲示・口頭での会話などの手段を使い、注意勧告を行える。
しかし、突発的な災害時には登園ができないため、機能しない。

・電話
災害直後では、電話を使い最新情報を伝える場合が多い。
しかし、一人ひとりにかかる時間がかかりすぎる上、
回線パンクの可能性や不通も多い。


≪災害時のシンプルで確実な連絡方法≫

このように手紙、掲示板、電話に頼った連絡方法には限界があります。

子どもの安全を早く確認したいママ、パパにとって、
より確実でスピーディーな連絡手段はないのでしょうか。

ここで注目すべきは、
2016年に総務省が出した「通信利用動向調査」です。

こちらによると、今幼稚園に子どもを預けている
20代から30代のスマートフォン保有率は、
それぞれ2016年の時点で94.2%と90.4%となっています。

インターネット環境が充実しているので、
これを使わないわけにはいきません。

アプリで簡単に連絡ができないのか、と感じ調べてみると
「コドモン」というサービスを見つけました。


≪コドモンとは?≫

コドモンとは幼稚園や保育園に対応した、
業務支援サービスです。

保育園の運営を簡略化する機能や、
保護者連絡を円滑にする機能がついていて、
全国1600園以上の園をサポートしています。

幼稚園での苦い思い出6

災害時にコドモンを使うことにより、
以下のようなメリットがあります。

①アプリとメールを通して、園から連絡がくる
幼稚園での苦い思い出8

②保護者から園への連絡もアプリを通して行える
幼稚園での苦い思い出9

③場所を選ばず配信が可能

問い合わせてみたところ、
実際に今回の大阪北部地震と西日本豪雨における
活用事例は90件以上あるそうです。

私の園にはまだ導入されていませんが、
緊急連絡以外にも写真をアプリで買えたり、
登降時間をICカードで記録したりと便利そうなので、
ぜひ広がって欲しいですね。


CvFvxLoj09NEWS編集部
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