「三つ子の魂百まで」に隠された意味とは?
「三つ子の魂百まで」
有名なことわざですが、
私は特に調べることもなくただこの言葉を信じ、
3歳までは私の感じるままに子育てをする!
という我が侭を通してきました。
運がいいことに、義理の家族は理解があり、
私の日本流の子育てにも、
時々アドバイスめいたことを言う以外
特に口出しすることなく、見守ってくれました。
改めてこのことわざについて調べてみると、
やはり私は間違っていなかったと確信することができました。
では、このことわざに隠された本当の意味は、
なんでしょうか?
ことわざ自体の意味は、
「幼い頃の性格は、年をとっても変わらない」ということです。
子どもは生まれてから3歳まで、
目まぐるしい成長を遂げます。
自分では何もできず、
目もぼやけてしか見えなかった赤ちゃんが、
歩くようになり、言葉を理解するようになって、
自分の意思を伝えられるようになります。
脳の発達に関係するニューロンの数は1歳でピークを迎え、
それまでに親からの愛情をたっぷり感じて育った子どもは、
コミュニケーション能力が高くなるという研究報告もあります。
また、脳の80%が3歳までに完成するそうで、
人格や言語能力がほぼ形成されることになります。
3年といえば長い感じもしますが、
乳幼児期の3年は変化が目まぐるしい上に、
その間に覚えることは数知れず、
教えてあげたことはあっという間に吸収してしまいます。
私は、英才教育の話をしているのではありません。
一番難しい教育は、強い心を育てることだと日々感じています。
乳幼児期に親だけでなく、
たくさんの人の愛情を感じ、
また他人を愛することを教わった子どもは、
精神的に安定し、他人を信頼し、
社会へ出ても乗り越えていくことができるのではないか、
そう信じているのです。
参考文献
https://matome.naver.jp/odai/2139446140423601501
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、5歳、3歳、1歳の3児のママ。
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