ハンガリー式「ずいずいずっころばし」の教育法って!?

ハンガリー式「ずいずいずっころばし」の教育法って!?

先日、ある中国の教育関係者の方と
お話をする機会に恵まれました。

近年の中国の子どもの教育に対する熱は熱く
日本の教育方法への注目度も
非常に高いということでした。

しかしながら、少子化政策の影響で
子どもが過保護に育てられたために
勉強以外のことが何ひとつ出来ない
とんでもない大人が増え続けている
というお話もあり、驚きました。

まったく教育熱が高くはないわたしの話が
参考になったかどうかわかりませんが
中国の教育と社会の現状を垣間見た
非常に貴重な時間でした。

106.ハンガリー式「ずいずいずっころばし」の教育法って!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ではどうでしょうか?

実際、わたしの周りにも
教育熱心なママは多く
特に男の子がいる家庭や
都心部にお住まいの家庭では
幼児教育にも関心が高いなと感じます。

中国で日本の教育法が
とりいられているのと同様に
最近の日本では
北欧やヨーロッパの教育法が人気ですね。

モンテッソーリ教育
シュタイナー教育
フレーベル教育etc…

聞いたことのあるような
でもなんだか難しそうな
イメージもありますよね。

わたしの娘が通っていた保育園は
地元の小さな認可園でしたが
ハンガリー発祥の
『ゴダーイ教育(=音楽教育)』
とりいれていました。
遊びの中から
ことばやリズムを身体で覚える力が
自然と育まれる教育法です。

といっても決して難しいものではなく
毎日「わらべうた(手遊びうた)」で
歌ってあそぶというもの。
「ずいずいずっころばし ごまみそずい〜♩」
「いっぽんばし つ〜ねって〜♩」と皆さんも
幼いころ、手を使って遊んだ覚えがありませんか?

106.ハンガリー式「ずいずいずっころばし」の教育法って!? (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのほかにも
ドイツ発祥の『シュタイナー教育』の中にある
手芸や編み物などの時間もありました。

幼児が針と糸?編棒!?と心配される方も
多いかもしれませんが
園では本物の針は使わず
割り箸や木の枝などを使って
みんな驚くほど上手に
作品をつくっていました。

その作り方と出来栄えに感動して
わたしも娘に教わって作ったことが
何度もあります。

家では、本物の針と糸をつかって
娘に刺繍や縫い物をさせてみましたが
思ったよりずっと危なくもなく
上手に縫うことが出来ていました。

針を刺すとこういう痛みがある
ということも経験を通して覚え
痛い思いをしないよう
すごく集中して取り組んでいました。

幼児期にこうした経験をしていると
自然と身体や感覚でおぼえていきます。
決められた枠の中ではない
自由に自己表現できるキャンバスをもつことは
子どもたちそれぞれの力を引き出し
個性を育んでいくのに
大切なことではないでしょうか。

また、リズム感や手先の器用さというのは
必ずや将来役にたつであろうプラスの力となり
本来、教育の最終目的であるはずの
『 自分の意思で人生をきりひらいていく力を育む 』
につながっていくのではないかなと思います。

前述の中国の方のお話ではないですが
幼児教育というと、机に向かってお勉強!
となりがちですが
こういった遊び感覚で
自然にまなんだことも
大切な幼児教育のひとつ
となるにちがいありません。

「わらべうた」や「手芸」
ぜひお子さんと一緒にお試しください!

 


プロフィール石田 治香(いしだ はるか)
長くアパレル業界で、服飾雑貨の企画デザインを手掛ける傍ら、趣味のスポーツ関連や子育てに関するコラムやblogを発信。
「衣食住を、カラフルに楽しく♪」をモットーにハンドメイド・インテリア・お料理・アートなどを通してひとり娘との暮らしが輝くようなちょっとしたアイデアを、日々模索中!