ハサミを使わせよう!
ハサミは子どもにとっては
なかなか魅力的な道具のようですが、
大人はついつい「危ない!」と思ってしまいますよね。
でも、ハサミは
幼児の手の発達にとてもいいのをご存知ですか?
まず、ハサミは体に対して垂直に使いますが、
幼児はこの動きができず、どうしても紙とハサミを
体に対して平行に持って切ろうとします。
また、幼児は手が左右対称に動くので、
最初はなかなかうまくいきません。
それをとりあえず切れるようにするだけでも、
子どもの手の発達になります。
次に、真っ直ぐに切ったり、
曲線などの線に沿って切ったりすることを覚えますが、
こちらはもっと手先の器用さが求められます。
小さい子どもはハサミを開いたら
ザクっと最後まで切ってしまうことが多いと思いますが、
それを途中で止めたり、刃を線に沿わせたり、
持ち手で紙を動かしたり、といった作業が加わるからです。
意外に奥深いですよね。
一般的には、
2~3歳でハサミを使い始めることが多いそうです。
今では危なくないように工夫した、
子ども用のハサミも出ています。
でも、私はズボラな母なので、
娘は家の大人用のハサミを勝手に使って遊んでいます。
一度は弟の髪を切り、それでも物足りなかったのか、
自分の髪までバッサリ切ってしまいました!
そのおかげか、幼稚園では
「ハサミ使うの、上手ね~」と言われているようです。
床に散らばった細かい紙くずを拾ったり、
後の処置をしたりするのが、私の日課です。
ドゥロー ユミコ
フランスにてプロとパパママ友と一緒に、親がボランティアで経営に参加するモンテッソーリ教育の保育園を創設。
音楽の仕事をしながら、その経営に携わっている。理解のあるフランス人夫とともに、日本とフランスの子育ての違いから
「いいとこどり」をして楽しい育児を目指す、6歳、4歳、2歳の3児のママ。
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