2人目の誕生のあとに上の子に伝えたいこと

2人目の誕生のあとに上の子に伝えたいこと

2人目の誕生はとても喜ばしいことです。

新しい命がこの世界に誕生する、
とても素晴らしいことです。

しかし、実際は上の子の赤ちゃん返りや
精神面のケアなどに悩む方も多いのではないでしょうか?

我が家では、当時2歳1ヶ月の
上の子が赤ちゃんを可愛い!
といってとても喜んでくれました。

同時に早く遊びたい!と言って
ちょっかいをだしてみたり、
とても目が離せない状況が続きました。

そして、自分の中で何か変化が生まれたのか、
自分が寝るときに
ママが赤ちゃんの授乳しているのをみて
「ママ行こう」と言うことがなくなり、
パパだけを誘うようになりました。

今まではパパもママも一緒だったのに、
パパだけでいいと言うようになったのです。

抱っこや何かあるときに助けを戻るのも
パパがいるときはパパに言うようになりました。

その時は私も助かるな、と思っていましたが、
2ヶ月弱経ったときに、
下の子へのちょっかいが乱暴になったり、
スクールに行きたがらない、
着いてもバイバイの時に泣くことが増えてきました。

そんなある日、私は息子にこう伝えたのです。

「〇〇(息子)がいつもよく頑張っているの、
ママ知ってるよ。たくさん我慢しているし、
頑張ってるよね。

でもね、そんなに1人で我慢しなくてもいいんだよ。

ママは〇〇(息子)のことが大好きだよ。
大丈夫。いつでもそばにいるからね。
我慢しなくていいんだよ。」

息子は静かに頷きました。

その日から息子は私に
たくさん抱っこを求めて来るようになったし、
何かとママも!と求めて来るようになりました。

それは赤ちゃん返りとかではなく、
彼の本当の気持ちをさらけ出せたんだな、
と思いとても嬉しくなりました。

もちろんママ!ママ!と言われ
たまに鬱陶しく思ってしまうこともあります。

でも「お兄ちゃんなんだから」と言う言葉は
一度も使ったことがありません。

そしてこれからも使うつもりはありません。
上の子をそのまま受け入れて行けたらいいなと思うのです。

正す必要もないし、息子にとって
私たち親が《本心をいつでも伝えていいんだ》
という存在でいることはとても大切なことだと思います。

慣れない2人育児に頑張っているお母さん、お父さん、
たまにはイライラしてしまっても
それは頑張って向き合っている証拠です。

同時に上の子も突然やってきた
赤ちゃんとどう向き合っていくのか、
忙しそうにしているお父さんや
お母さんとどう接したらいいのか、
必死で考え向き合っているのだと思います。

2人目の誕生は、お互いに無理せず、
我慢せず、伝えたいことは伝えられる、
そんな関係を築く良いきっかけにもなるのではないでしょうか?

 


差し替え希望写真(水上)アドラー流コーチング メンタルコーチ
水上満乃理(みずかみ みのり)

某大手コンサル企業にて6年間勤務後、結婚と共に退社。 以前から興味のあったアドラー流コーチングを学び、コーチとして個人事業を設立。 現在、2016年5月に生まれた息子(第一子)と第二子妊娠中で子育て真っ只中。
アドラー流コーチングとは、「褒めない・叱らない育て方」「勇気づけ」「目的論」などを提唱する心理学者アドラーの思想を基にしたコーチング。コーチングの考え方をもとに、初めての育児に試行錯誤しながら毎日を楽しく過ごしている。